6月11日(土)
6:30
ピピピピ
ピピピピ
( ^ω^)ふわあぁ... 起きるかお
おはようございます。 おいかわです。
昨日一昨日とりょーちゃんが天に召されたり帰ってきたりで慌ただしかったですが、今日は無事に帯広まで辿り着いてほしいものです。
( ^ω^)テント張らないと、こういう時撤収が楽で良いんだお
( ^ω^)よしっ、荷物を括り付けて...
( ^ω^)そしたらいざ出発!
( ^ω^)キコキコ 帯広かぁ、一体どんな街並みなんだろうな
ポツポツ
( ^ω^)ん、雨かお
( ^ω^)まったく、北海道にも梅雨はあるじゃないかお ヨイショ
( ^ω^)「北海道には梅雨が来ない」だとか、そんな上手い話はないだろうてwwwww
一応本当にあるみたいですが、今年は運が悪かったのかもしれませんね。
ただ、雨の日があるからこそ晴れの日の喜びが大きくなるので、これはこれで悪くはありません笑
10:00
( ^ω^)キコキコ なんか街並みに入ってきた感じするお
( ^ω^)キコキコ これは帯広も近いお!
( ^ω^)おぉ! ついに帯広に入ったお!
( ^ω^)さて、そしたら『ヤドカリ』に行くお!
北海道三大沈没宿の1つに数えられる『ヤドカリ』
この宿の名前は、石川県で出会ったカブ兄さんが教えてくれました。
3つあるうちの1つは閉業してしまったため、残された『クリオネ』と『ヤドカリ』が現在生き残っている沈没宿になります。
( ^ω^)キュッ ここがそのヤドカリか
( ^ω^)えーと...
( ^ω^)んーと...
( ^ω^)ど、どこが入り口なんだおwwwww
目の前に見えるアパート全体がヤドカリなのか、またはこの部屋のどこかがヤドカリなのか皆目検討もつきません。
入口もそうですが、りょーちゃんを立てかけられる所も見当たらなくて、しどろもどろしていると...
ガチャ
お母さん「あれ、今日泊まる人ですか?」
( ^ω^)あ、はい! そうだお!
お母さん「私ちょっと出ちゃうので、オーナー呼んできますね!」
( ^ω^)よろしくお願いします!
( ^ω^)よかったお... ん、というか今どこから出てきたんだお?w
オーナーさん「あ、どうもどうも!」 ヒョコッ
( ^ω^)はじめまして! 今日泊まりたいんですけど、大丈夫ですかね?
オーナーさん「大丈夫ですよ! どうぞ入ってください」
( ^ω^)こんな所に入り口があったのかおwwwww
オーナーさん「入口分かりにくくてすみませんねw」
オーナーさん「よく宿の前まで来て電話する人多いんですよw」
( ^ω^)だいぶ奥まったところにあるから仕方ないですねw
トラックの前に自転車を立てかけさせていただき、中へ入ります。
( ^ω^)ガチャ 失礼しま〜す
中に入ると木目調の空間が広がっていて、部屋の隅にオレンジの照明がぶら下がっています。
少し暗めのこの照明と、後ろで流れるジャズが居心地を良くし、すぐにでも根が張ってしまいそうな雰囲気を醸し出してますね笑
またここはロビーのような場所で、この奥に雑魚寝スペースが広々とありました。
オーナーさん「じゃあ、そこのノートに名前と住所を書いてくださいね」
( ^ω^)わかりました! カリカリ
オーナーさん「それにしても、こんな時期に自転車ってまたよくやりますねw」
( ^ω^)いえいえw
( ^ω^)あれ、ここに来た最後の旅人は5月末なのかお
( ^ω^)てことは、ワイは6月最初の旅人なんだおね
オーナーさん「そうなりますね。 この時期は少なくて暇な日が多いですよw」
( ^ω^)やっぱり繁忙期は6月末からですか...
オーナーとサシで話すのも好きですが、わちゃわちゃしたライハというのは経験したことがないので、一度くらいは経験してみたいものです。
オーナーさん「これから帯広を観光するんですよね」
( ^ω^)そうだお!
そう答えると、オーナーさんは帯広の地図を取り出し、ペンで書き込みながら観光場所をいくつか教えてくれました。
オーナーさん「それだったら、こことココとあそこに行くのが良いよ」
オーナーさん「とりあえずお昼は豚丼を食べてみたら?」
オーナーさん「この『とん田』っていう豚丼屋が、帯広じゃあ一番有名だね」 キュッ
( ^ω^)ブタドゥン...
( ^ω^)はい、それはもう是非行かせてもらうお! ジュルリ
歩いて数分でとん田さんに到着です。
( ^ω^)うわ、オーナーさんの言ってた通り凄い人が並んでるんだお
( ^ω^)えと、ここに名前を書いてっと... カリカリ
( ^ω^)フフフ、ワイには時間が腐るほどあるから何時間だって待ってやるお
30分後
店員さん「おいかわ様〜! お待たせいたしました!」
( ^ω^)はいはーい!
( ^ω^)ふむ、並んでた時から何を頼もうかずっと考えてたけど...
( ^ω^)やっぱり豚丼のイメージは、このバラ豚なんだお!
( ^ω^)すみませーん! バラ豚丼1つくださいお!
店員さん「かしこまりましたー!」
しばらく待つと...
店員さん「お待たせしました!」
( ^ω^)おいおいおいおいwwwww
( ^ω^)これはバラ豚丼なんかじゃあない...
( ^ω^)"薔薇"豚丼だお!!!
薔薇の花のように美しく並べられた豚丼を、箸ですくって食べてみます。
( ^ω^)わぁ...
( ^ω^)頂きます! ハムッ
( ^ω^)!!!
( ^ω^)うまあああああいぃぃ!!!
甘ダレがたっぷりとかかったジューシーな豚バラは、咀嚼するとお肉の旨味がジュワッと溢れそのまま溶けていきます。
そして特に美味しいのがこの脂身の部分なのですが、脂身なのでくどいのかなと思いきや意外にさっぱりしていて食べやすいです。
豚バラから染み出た脂と甘ダレをご飯がキャッチし、それらをまとめて口に放り込むともうたまらない。
面白いくらい早いペースで丼の中がなくなっていきます。
( ^ω^)うまっ、うまま!
・・・
( ^ω^)ゲフー 大満足だお...
( ^ω^)88点!
( ^ω^)この『にんにく七味』がめちゃ仕事してくれて良いスパイスだったお ←ただのニンニク好き
( ^ω^)そうしたら帰りますかね
トコトコ歩いてヤドカリに戻ります。
現在雨はパラリと降っていて、今夜はそこそこ降る予報みたいです。
( ^ω^)ガチャ ただいま帰ったおー
オーナーさん「おかえり〜」
( ^ω^)ん? そちらの人は...
ヤドカリに帰ると、ソファにキャップを被ったおじさんが座っていました。
キャップおじさん「はじめまして〜」
( ^ω^)はじめまして!
オーナーさん「この人はヤドカリの常連みたいな人で、今日は手伝いに来てくれたんだよ」
キャップおじさん「そういうわけですw」
軽く挨拶をしたら、2人は雑魚寝の部屋で色々と作業を始めました。
一度腰を下ろしたら観光に行かなくなる僕は、特に何をするわけでもなくボーッとテレビを見たりブログを書いたりして時間を過ごします。
19:00
( ^ω^)グー
( ^ω^)そろそろお腹が減ってきたお
オーナーさん「『インデアン』は20:00に閉まるから、そろそろ行った方がいいんじゃない?」
( ^ω^)ハッ そうだおね! 行ってきます!
オーナーさん・キャップおじさん「「行ってらっしゃい〜」」
ポツポツ
( ^ω^)む、弱いけどまだ雨が降ってるんだお...
( ^ω^)しかし、帯広は広いなぁ
( ^ω^)人の暮らす街って感じだお
夜の帯広街をトコトコ歩いていきます。
つい昨日までは何もない田舎道を走っていたのに、少し移動するとこんなに立派な街並みが広がっているのが面白いです。
何もない荒野、見渡す限り広がる草原、山が脈々と連なる峠道...
北海道は本当に色々な顔を見せてくれます。
( ^ω^)お、ここが中心街か
( ^ω^)ここの道の先にお店があるはずだけど...
( ^ω^)お! 見つけたおインデアン!
インデアンというお店は帯広名物のカレー屋さんで、昼間オーナーさんに教えてもらいました。
( ^ω^)プレーンのインデアンカレーを食べてみようかね
( ^ω^)すみませーん! インデアンカレー1つくだs
店員さん「お待たせしました!」
( ^ω^)って早ッ!wwwww
( ^ω^)ではでは、頂きます! ハムッ!
( ^ω^)モグモグ...
( ^ω^)どろっとしてて美味いお!
コクのあるどろりとしたカレーは、程よい辛さで手が止まりません。
野菜やお肉はこれでもかというほど煮込まれていて、旨味の凝縮されたルーはご飯との相性バツグン!
辛さは色々と選べますが、とりあえず中辛を頼んで後から『ホットソース』という辛味の増すソースをかけて調整するのがオススメですね。
( ^ω^)うまっ、うま!!!
・・・
( ^ω^)ゲフー美味かったお...
( ^ω^)82点!
帯広のグルメは中々の高得点を叩き出してくれます。
( ^ω^)そしたら帰るかな
ポツポツ
( ^ω^)忘れてた、雨だったんだお...
しとしと降る雨の中ヤドカリに帰り、OさんとIさんという常連の方と新たに出会い、夜中の3時まで飲み会をしました。
ドリップをお湯ではなく、常温の焼酎で抽出する珍しい飲み方。 お母さんのアイディアなのですが、ビックリするくらい美味しいです。
深夜の1時、泥酔したお母さんが「ピザ食べたい」と駄々をこねて仕方なく買ってきたピザ。 お母さんはあり得ないくらいタバスコをかけて誰も食べることができませんでした^q^
・・・
72日目終了です。
沈没宿ヤドカリさんでの1泊目が終わり、明日は連泊して帯広を観光していこうと思います。
今日の旅人は僕だけでしたが、常連さんやオーナー、お母さん含めた5人でワイワイできて楽しかったです。
それでは次回のブログでお会いしましょう。
ではまた。