ミッドナイト地平線

タイトルに深い意味はない。

 

今、深夜2時45分にこの日記を書いている。

明日は卒論の途中報告がある、あるのだが、ここ2週間卒論に関しての進捗はゼロだ。

 

大学生になると、ゼミ、サークル、就活、卒論という4つのイベントがあると聞かされていた。

こと卒論に関しては多くの学生が頭を抱えるイベントになると聞いていて、卒論がどうたらこうたらと書かれた記事を何度も目にしてきた。

 

卒論は鬼、卒論は足枷、卒論は呪い。

 

高校生くらいからそんなイメージで満たされていた卒論だが、実際にこうして大学4年生になった今、その言葉の重みがよくわかる。

卒論を考えるだけで体がズッシリと重くなるのだ。普段ブログで何千、何万と文字を書いているのに、卒論になるとその手がピタリと止まって言うことを聞かなくなる。

 

 

 

この悪夢から早く解放されたい。いや、抜け出そうと思えば抜け出せるのだ。

 

僕の学部ではなんとありがたいことにゼミ履修が任意となっており、卒論の提出もこれまた任意になっている。

貴重な4単位を失うことにはなるが、既に単位を取りきっている僕には何のダメージもない。つまるところ、明日にでも「ゼミを辞めます」と教授に申告すれば、晴れて自由の身になるのだ。

 

しかし、しかしだ。僕はゼミ長だったのである。

なぜゼミ長なんて面倒臭い役を買って出てしまったのだろうか。

謎の責任感が僕をこのゼミに縛り、離さない。

 

だがゼミ生たちと関わるのは好きなので、なんとか卒論は書かないで置物として扱ってはくれないだろうか。きっとダメなんだろうなぁ。

 

 

 

嗚呼、明日が来てしまう。

進捗ゼロのほぼ真っ白な卒論を持って行き、「漂白剤こぼしちゃいました」と舌を出して謝れば見逃されるだろうか。

時刻は深夜3時。さて、眠ろうか。