2024年7月14日
ピピピピ
ピピピピ
( ˘ ω˘ )zzz...
( ^ω^)パチッ
( ^ω^)フワァ~ 少しずつ朝に慣れてきたお...
( ^ω^)ゴシゴシ おはようございます...
ヒカリさん「あっきーおはよう!ご飯もう少しで出来るで!」
( ^ω^)いつもありがとうございます...!
8:09
おはようございます。おいかわです。
ヒカリさんの作る超絶美味しい山盛りざるそばを貪りながらお送りしています。
昨日は転がり込むようにてらさんの家にお邪魔し、心身ともにお世話になりっぱなしで頭の上がらない一夜を過ごしました。
誰かを頼ることの情けなさや申し訳なさは確かに感じつつも、しかしそれ以上に感謝の気持ちでいっぱいです。
2年前の沖縄でてらさんとヒカリさんに会っていなかったら、このお遍路はさらに過酷極まりないものに変貌し、いつリタイアしても全然おかしくなかったと思います。
てらさん「よっしゃ!じゃあ昨日の阿波おどり会館前まで行くで!」
( ^ω^)はい!よろしくお願いします!
ヒカリさん「あと何日かすれば晴れが続くみたいやわ」
( ^ω^)マジかお!もう少しの辛抱だお!
9:06
セーブポイントまで帰ってきた。どこまでもゲーム脳。
( ^ω^)今度こそしばらくのお別れだおw
ヒカリさん「ホンマにそうなるとええねw」
てらさん「でも無理そうやったらまたいつでも連絡してくれて全然ええで」
( ^ω^)そう言っていただけると凄く力になるんだお...!
( ^ω^)じゃあそろそろ行ってみるお!
( ^ω^)ホントにめちゃくちゃお世話になりました!!!
てらさん・ヒカリさん「「気ぃーつけて頑張ってなー!!!」」
雨の降る中ポンチョを着て歩いていきます。
雨であることがデフォルトになってきて、後頭部がずっと湿っている不快感が不快ではなくなってきました。人間の適応能力の高さには度々驚かされます。
10:30
お遍路さんの心の支え。ありがとう、へんろみち保存協力会さん。
( ^ω^)えーっとシールはこっちを指し示してるから...あっちか!
( ^ω^)もしこの案内がなければ、お遍路の難易度はグッと上がっていたに違いないお
( ^ω^)さっきまであんなに都会だったのに、1時間くらい歩いたらもうこんな景色になってしまったお
( ^ω^)人も建物も少なくなっちゃんだお...
( ^ω^)まぁこっちの方が落ち着くおw
歩くに連れ色彩がシンプルになっていきます。
時間がゆっくりと流れる景色をポケーっと眺めながら歩きたいものですが、膝の痛みがズキズキと脳に訴えかけ現実に引き戻してきます。
この痛み、筋肉痛とは違い時間が経っても消えることがなく、むしろその逆で徐々に増してきている気がします。
11:23
素晴らしい遍路小屋があった。もうここでテント張って寝たい。
(;^ω^)ふぅ...一服するかお
( ^ω^)1時間に1回は休憩を取らないとダメだおね
( ^ω^)自転車なら休憩なんかしなくてもずーっと走れたんだけどなぁ...
( ^ω^)お!もう少しで18番だお!
( ^ω^)17番から18km...長かったお
12:15
(;^ω^)ようやくお寺の前まで来れたおー!
(;^ω^)って、坂!?
素直にお寺に入らせてくれればいいのに、ちょっと大変な思いさせてくるのは嫌がらせ?
(;^ω^)ハァハァ... お寺直前で何て激坂登らせるんだお...
(;^ω^)ゼェ...ゼェ... まったく、ホント坂道大好きだおね...
四国八十八箇所霊場巡礼
第十八番霊場:恩山寺(おんざんじ)
18/88
12:22
ようやっと到着です。それでは参拝しましょうか。
いやね、僕が好きで勝手に始めた歩き遍路なんですけど、車で巡礼しているお遍路さんを見る度に心の底から羨ましく思ってしまうんです。
涼しい顔でお経を読んでいる方たち。その隣で汗と泥に塗れ、湿った教本を握り締め読経する僕。
車の中に溜まった冷気を後でいただいてもよろしいでしょうか。
13:11
( ^ω^)雨が降ったり止んだりして面倒臭いお
( ^ω^)空、スカーっと晴れないかなぁ...
次のお寺を導く遍路の道標には、先ほどのシールや立て札、石碑など様々あります。しかし物によってそれぞれ異なる道を導く場合があり、気づいたら全然よくわからない茂みを歩かされ、道標も消えた。なーんてことになる時があるのです。
ちなみに今回は一命を取り留めました。その時の安堵の写真がコレです。
四国八十八箇所霊場巡礼
第十九番霊場:立江寺(たつえじ)
19/88
13:56
( ^ω^)到着だお!
( ^ω^)参拝してお昼にしよう
( ^ω^)ほぇー結構広い境内だお パラパラ
(;^ω^)おっと雨が、避難避難ー!
・・・
( ^ω^)そうしたらお昼にするお
( ^ω^)またもヒカリさんが握ってくれたおにぎり、いただきます! ハムッ
( ^ω^)モグモグ
( ^ω^)モグモグ
。゚(゚^ω^)゚。 ヒカリさぁん!!!てらさぁん!!!
またしても感情が込み上げてきてしまいます。
本当にしばらくのお別れなんだと意識すると、心がギュッと押し潰されるような感覚になり、梅干しがとても酸っぱく感じました。
ですが「もう二人に甘えたりはしないぞ」と決意を固め、酸味を強烈に感じるそれを口に放り込み、いいかげんに咀嚼して食事を済ませました。
15:11
( ^ω^)長く平坦な道だお
( ^ω^)・・・
( ^ω^)次は20番か...
( ^ω^)20番ねぇ...
16:26
延々と平坦で単調な道が続きます。
そんな中で、ふと思い考えていたことがありました。
『夕方になってくると気持ちが沈んでくる。ここに住んでる人は日が暮れれば家に帰って、家族とご飯を食べられるんだと、そう思ってると今の自分の現状に悲しさと虚しさを覚える。人は一人では生きていけないんだなと、そうしみじみ思った。』日記より
何これすっげぇ悲しい日記。当時の自分、大丈夫?
この時の僕は16時から17時の時間帯を「魔の時間」と呼び、この時間には気持ちがひどく落ち込んでしまうから気をつけようと自分に言い聞かせていました。無論感情には抗えなかったけどね。
( ^ω^)お、遍路小屋だお
( ^ω^)足も痛いしちょっと休憩しよう
( ^ω^)ふぅ...
( ^ω^)今日の目的地まであと少しだお
( ^ω^)あと少し、頑張るか...!
( ^ω^)道の駅まであと4kmだお!
( ^ω^)あと1時間っ!1時間っ!
恐ろしく平坦な道が続き、これは嵐の前の静けさ的なヤツかと思いますがその通りです。明日は大変な山々が待っているのです。
17:30
(;^ω^)つ、着いたー! ピリッ
(;^ω^)焼山寺で負った筋肉痛が痛むけど、まぁ寝れば治るかな
( ^ω^)えーと、そしたら寝る場所どうしようか...ん?
( ^ω^)なかなか良い小屋ジャマイカwwwww
( ^ω^)これなら今夜の雨も耐えられそうだおwwwww
( ^ω^)布団と座布団までついてるジャマイカwwwww
( ^ω^)何だおこの遍路小屋wwwwwもうホテルだおwwwww
( ^ω^)これなら快眠できそうだお!
素晴らしい遍路小屋を見つけ、いそいそとベッドメイキングに取り掛かります。
座布団を均等に配置し、その上にマットを敷き、枕を置きます。
「明日の山に備えて休め」と言わんばかりのもてなしに、今夜は甘えさせていただきましょうか。
17:44
これが以前話した遍路道の断面図一覧表です。20番と21番がとんがってるのがおわかりいただけるだろうか。
( ^ω^)毎日毎日歩き詰めなのに、まだ1/6も歩いてないのかお...
( ^ω^)明日は20番、21番、22番まで頑張るお
( ^ω^)大丈夫、焼山寺を超えられたワイなら大丈夫だお!
( ˘ ω˘ )そうしたら今日はもう寝るお!おやすみ!
・・・
6日目終了です。
それでは次回のブログでお会いしましょう。ではまた。
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