2024年7月9日
( ˘ ω˘ )zzz...
( ˘ ω˘ )zzz...
(; ˘ ω˘ )zzz...
(; ˘ ω˘ )zzz... モゾモゾ
(; ˘ ω˘ )ん゛っ...イテテ... モゾモゾ
(; ˘ ω˘ )くっ...首が...腰が...
(; ˘ ω˘ )そ、それに...寒いお...
(; ˘ ω˘ )全然...眠れない...お... モゾモゾ
2:41
(;^ω^)・・・
原田さん「・・・」
(;^ω^)ハハ...
原田さん「アハハ...」
(;^ω^)・原田さん「全然眠れないっすねwwwww」
5:42
カーテンの隙間から白んだ光が差し込み、朝を知らせる。そんな実にサイアクな気分。
おはようございます。おいかわです。
昨夜東京を発ち、首と腰を痛め寒さに悶えながらバスに揺られること9時間。ついにスタート地点である徳島に近づいてきました。
やはり夜行バスで眠るなど、到底不可能なのであります。四国遍路最初の洗礼は睡眠不足、キミに決定です。まだお遍路始まってないケド。
徳島駅に着いたら、とりあえず温泉にでも入るとしましょうか。バスの中で色々調べていたら、中々ナイスな温泉を見つけてしまったのですよ。
5:54
( ^ω^)やっと着いたお! フワァ〜
( ^ω^)...それにしてもちっとも眠れなかったお
( ^ω^)ま!この後温泉待ってるし、全然ヘッチャラなんだおwwwww
原田さん「おいかわさ〜ん!」
( ^ω^)原田さん!いたいた!
原田さん「お遍路頑張ってください!陰ながら応援してます!」
( ^ω^)原田さん!短い間だったけど楽しかったお!
( ^ω^)もちろんだお!
原田さん「そしたら僕は仕事があるので行きますね!」
( ^ω^)またいつの日かお会いできることを楽しみにしているお!
寝不足で焦点の合わない視界を精一杯原田さんに合わせ、力強く握手をしました。
突如訪れた出会い、そして別れ。この握手が旅の始まりを知らせてくれるような、そんな気がしました。
6:14
( ^ω^)原田さん行っちゃったお グー
( ^ω^)む、腹が減ったお
( ^ω^)この時間に営業してる飲食店って言ったら...
( ^ω^)松屋しかないんだおwwwww ガツガツムシャムシャ!
( ^ω^)んめっ!んめぇー! ガツガツムシャムシャ!
( ^ω^)ゲフー 食った食った...
( ^ω^)よし!そしたら温泉行くお!
7:25
徳島の街並みをゆっくりと歩いていきます。
自転車に乗って登校する学生。横断歩道で旗を持って挨拶を振り撒く地域のお爺さん。犬を連れて散歩するお婆さん。
街が起き人々が往来する様子を見ると、気分を明るくさせてくれるものです。もっとも、忙しなく朝を過ごす人たちを見てどこか優越感を感じちゃってるワケではありませんよ。えぇそうだとも。
( ^ω^)さすが四国、市街地でも川がめちゃんこに綺麗なんだお
( ^ω^)遠くに山なんか見えちゃって、中々良いロケーションジャマイカwwwww
( ^ω^)あ、それは群馬もそうか
(;^ω^)つ、着いたおー!
(;^ω^)それにしても重かったお...
( ^ω^)さてさて、今日はここでたっぷりと癒されようじゃないかお
( ^ω^)チラッ 開店まで十数分か...
( ^ω^)んー!待ちきれないんだお!
お婆さん「お兄さん、お遍路されるんですか?」
( ^ω^)そうだお!明日から行ってくるお!
お婆さん「このあっつい時期にようせんわ〜!私も9回車で回っことあるんやけど、それでも大変やったわw」
( ^ω^)9回!?スゴすぎるおwwwww
お婆さん「車なのでねw」
お婆さん「それに比べて...やぁ〜お兄さんエラいわ〜」
( ^ω^)いえいえw
お婆さんと談笑していたら開店時間に。
ささ!急いだ急いだ!ここが桃源郷!こここそが理想郷!
光の速度でスッポンポンになり、手拭いを肩に掛けて力強く扉を開けます。
昨夜の睡眠不足と今朝の暑さで汗ばんだこの肉体を、浄化していこうではありませんか。
( ^ω^)頭も体も洗ったことだし、いかせていただきやしょうか
( ^ω^)それでは失礼するお! チャプン
( ゚ω゚)な゛っ!!!!!
( ゚ω゚)こっ、これは気持ち良すぎるおおおおおおおお!!!!!
全身が温かい膜のようなものに包まれ、まるで胎内にいるかのような心地良さ。
「風呂は命の洗濯」と誰かが言っていましたが、ノンノン。
「風呂は魂の洗濯」です。魂レベルで浄化されていくのがわかります。
( ^ω^)温泉...これは人類の叡智の結晶なんだお...
( ^ω^)だ、だんだん眠気が...
( ˘ ω˘ )スヤァ...
浴場内にある寝湯でウトウトした後、人間をダメにするどころか人間ではない何かに変貌させてきそうなほど禍々しいオーラを放つ椅子の前までやってきました。これ、なんと無料です。タダより怖いものはない。
一度座ればもう抗えない。座った途端、肛門から夥しいほどの根が生え椅子に根付き絡みつきます。
そうして生きているのか死んでいるのかわからない、そんなゾンビのような顔で深い眠りについたのでした...
15:31
おいおい、もう夕方じゃないか。実に最高の気分だ。
( ^ω^)んん〜!よく寝たお!
( ^ω^)さて、そうしたら軽く散歩して徳島駅に戻ろうかね ピロン
( ^ω^)おっ?
ヒカリさん『やっほー!いよいよお遍路さんスタートやな!』
ヒカリさん『てらくん帰ってきたけん、お迎えいこかー?』
( ^ω^)ほっ、本当ですか!
( ^ω^)これから徳島駅向かうので、よろしくお願いするお!
ヒカリさん『おっけー!ほなほな、また近くなったら連絡するで!」
( ^ω^)ありがとうだお!
( ^ω^)ヒカリさんとてらさんに、2年ぶりに会えるのかお!
( ^ω^)嬉しすぎるおwwwwww
2年前の日本一周中、沖縄のゲストハウス『結家』で出会ったヒカリさんとてらさん。波の音が聞こえる沖縄で熱い夜を過ごした1ヶ月後、四国に上陸してお二人に再会し、楽しい時を過ごさせていただきました。
「ヒカリさんとてらさんって誰だよ」というルーキー達はまずこれを見なさい。
その別れ際、「必ずお遍路しに再び帰ってきます」とお二人に伝え、徳島を去りました。
あれから2年...またお会いできるなんて、嬉しいを超えて感慨深いですね。
想い馳す 阿波の蝉の音 遍路かな
こんな俳句がサラリと詠めてしまうくらい、お二人との再会は僕にとって嬉しいものなのです。いや、思いの外良い句が詠めてビックリしてます。
(;^ω^)しかし、ちょっと重いなお前たち...
(;^ω^)特に肩掛けバッグがブラブラして堪えるんだお
(;^ω^)ま、多分そのうち慣れてくるだろう
( ^ω^)さてと、ヒカリさんから連絡来るまでは日記でも書きますか カリカリ
( ^ω^)カリカリ
( ^ω^)カリカリ
( ^ω^)カリカリ ピロン
( ^ω^)おっ
ヒカリさん「そろそろ着くから外出てきてやー!」
( ^ω^)了解だお!
・・・
( ^ω^)えーと...ヒカリさんとてらさんはどこに...
???「あっきーーー!!!」
( ^ω^)ハッ そ、その声は!
( ^ω^)ああっ!ヒカリさぁーーーん!!!
ヒカリさん「あっきー久しぶりー!!!」
てらさん「おうっ」
( ^ω^)てらさんも!二人ともお久しぶりだお!
てらさん「ほなあっきー車乗って!飯行くで!」
天真爛漫で眩しい笑顔のヒカリさんと、一見クールだけど内から溢れ出る少年心を持つてらさん。お二人とも2年前と変わらずの様子で嬉しいです。
ただ、2年というのは短いようで長いもの。僕もこの2年で色々あったように、ヒカリさんもてらさんも色々あったみたいです。
思い出話に花を咲かせつつ、この2年であったお互いのことを喋ります。
18:55
セブンって言ってもあのセブンじゃないみたい。じゃあどのセブンなんだい。
( ^ω^)ひっ、ヒカリさんお腹が!お腹がポッコリ出てるお!
ヒカリさん「せやねん!実はあれからウチら結婚して、今お腹に赤ちゃんいるけん」
( ^ω^)えぇっ!それは色々とおめでとうなんだお!
( ^ω^)まっ、初めて会った時からお二人はナイスコンビだと思ってたおwwwww
ヒカリさん・てらさん「wwwww」
てらさん「お、着いたで!」
( ^ω^)おいおい何だか雰囲気の良さそうなお店ジャマイカwwwww
( ^ω^)この感じ、2年前徳島に来た時を思い出すおwwwww
てらさん「ここの店、アイツのお気に入りなんやで」
( ^ω^)へぇ〜!それは楽しみだおね!
てらさん「あっきー何か食べたいのある?」
( ^ω^)んーそうですね...
( ^ω^)・・・
( ^ω^)(何が食べたいか自分でもわからないお!)
( ^ω^)てらさんやヒカリさんがよく食べてるのを食べてみたいお!
てらさん・ヒカリさん「よく食べてるものかぁ...」
ヒカリさん「あ!これなんて美味しそうやない!?」
てらさん「ほう」
ヒカリさん「あ!これも美味しそうやん!」
てらさん「...ほう」
ヒカリさん「うわ〜!これもめっちゃ美味しそう〜!」
てらさん「・・・」
ヒカリさん「ひゃー!これは絶対美味しいやt
てらさん「お前さっきからうっさいねん!!!」
( ^ω^)wwwwwwwwww
( ^ω^)この流れ、前にもあったおwwwww
店員さん「ビールお待たせしました!」コトッ
( ^ω^)・てらさん・ヒカリさん「それじゃあ...」
( ^ω^)・てらさん・ヒカリさん「カンパーーーイ!!!」カチャン
( ^ω^)改めてご結婚おめでとうございます!!!
( ^ω^)ゴクゴク
( ^ω^)プハー! 最っ高に美味しんだお!!!
色々注文して料理が届くのを待ちます。
その間、今回のお遍路でざっとどういう風に巡るのかをお二人に説明します。自分でもよくわかってないこともたくさんありますが、その辺は行き当たりばったりで。
旅というのは思い通りにいかないことの方が多いんです。準備することは大切ですが、計画は大雑把でもノープロブレムなのだよ。
( ^ω^)何かお花が開いたみたいだお
( ^ω^)これは何だお?
てらさん「これは鱧(ハモ)の湯切りの刺身やね」
てらさん「京都とかで食うとエラい値するんやけど、こっちやと割と安く食えるんよ」
( ^ω^)と、ということは高級食材ジャマイカ!
( ^ω^)いただきますっ! ハムッ
( ゚ω゚)う゛っ、美味っ!!!
花開いたような綺麗な見た目をしている鱧。ウナギと見た目が似ているのでふわっと口の中で解ける食感を想像していましたが、ふにふにとした弾力があって予想外。
鱧は小骨が無数にあるため下処理がとても大変らしく、咀嚼すると細かく丁寧に断ち切られた小骨の存在を確かに感じる。
そしてこの優しい甘み。品格を感じますね、これは。
写真にはありませんが、この後てらさんオススメの鱧天をいただきました。
先ほどのふにふに食感はどこへやら。鱧はサクふわ食感になり、上品な甘みと旨みが口いっぱいに広がって大変美味しいです。
しかし調理次第でこうも味や食感が変わるとは...料理は実に奥が深いですな。
ちなみに僕の得意料理は豚バラ大根と炒飯です。”チャーハン”と書いていないあたり、拘りの強さを感じるでしょ?
鱧は調理法によって味や食感が七変化するイーブイみたいな食材だな。これは何タイプ?
ヒカリさん「これ絶対美味しいやつやで」
( ^ω^)刺身でも十分美味い鱧を、今度は炊き込みご飯に... ゴクリ
( ^ω^)くぅー!ウマソスだお!
( ^ω^)そしたら頂きます! ハフッハフハフ
( ^ω^)あ゛ぁ〜!あまじょっぺぇ〜!!!
ふわっふわな鱧の優しい甘みと、もちっとした炊き込みご飯が織りなすハーモニー。そのあまりの美味しさに、思わず目をかっぴらいてしまいます。
その後日本酒や果実酒を頂いたり...
ちなみに徳島はすだちの産地で、全国シェア1位なんだとか。
こちら岩牡蠣になります。味については言うまでもありません。海無し県こと群馬県に住む僕が食べれば、彦摩呂に変化するくらいには美味しいです。
しかしいいんでしょうか。旅前からこんな贅沢なものをいただいてしまって。明日からコンビニおにぎり&パン、うどん、自炊(笑)の3枚のカードしか選べなくなるというのに。
いや、いいでしょう!むしろ明日からの励みになるってものです。自分に都合良く物事を捉えるのも時には大事なんですのよ。
その後も頬っぺたの落ちる料理とお二人との会話を肴にお酒を飲みつつ、楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。
22:04
2年ぶりのてら&ヒカリHOUSE。懐かしさの極み。
〜おいかわ思い出の地〜
第一番
『てら&ヒカリHOUSE』
( ^ω^)懐かしいお...
ヒカリさん「何も変わっとらんでしょw」
( ^ω^)ですね!変わらない安心感だお!
ヒカリさん「wwwww」
ヒカリさん「にしてもあっきーエラい荷物やね」
ヒカリさん「これ何キロくらいあるん?」
( ^ω^)15キロくらい...かお?
ヒカリさん「うわ〜よろしいなぁ〜!」
( ^ω^)(そういえば量ったことなかったお)
てらさん「これ背負ってみてもええ?」
( ^ω^)いいお!是非是非!
てらさん「んしょっと...」ズシッ
てらさん「おぉおぉ...」
てらさん「うんうん...」
てらさん「アカン、これむっちゃ重いわ」
( ^ω^)・ヒカリさん「wwwww」
・・・
そうしてお二人と懐かしのリビングで談笑し、温かい夜は過ぎていきました。
今思えば、お二人の結婚エピソードをもっと聞いておけば良かったです。また会った時にゆっくりと聞かさせていただきましょう。
0:25
おっ、お布団だッ!崇め奉れ!
( ^ω^)オフトゥン...
( ^ω^)そうしたら寝ますk
( ω )ガクッ!
( ˘ ω˘ )zzz...
・・・
1日目終了です。
それでは次回のブログでお会いしましょう。ではまた。
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