5月26日(木)
チュンチュン
チュンチュン
( ^ω^)よし... ご飯作るかお
おはようございます。 おいかわです。
昨日はムギさんに会えた嬉しさから7000円以上も使ってしまったので、節約して自炊パスタを作ろうかと思います。
( ^ω^)沸騰させたお湯に折ったパスタを入れてっと... ゴォー
( ^ω^)水を切って、ふりかけをかければ完成!
( ^ω^)うん! これはかなりイケるお! ズルル!
( ^ω^)ただ、やっぱり腹持ちが悪いからセコマでラスクでも買うかお
パスタは夜食べた方がいいかもですね。
さて、食べた後はテントの中の荷物を片付けて畳んでいきます。
この作業が非常に面倒臭く億劫なのですが、よくムギさんは毎日平気な顔してできるなぁ...
ジー
( ^ω^)ムギさんおはようございます!
ムギさん「おはよ」
ムギさん「網走監獄、9時から開館だってさ」
( ^ω^)今はまだ7時だから、しばらくゆっくりできそうですね
ムギさん「だね!」
しばらくムギさんと駄弁った後、網走監獄へ向かいます。
( ^ω^)キコキコ
( ^ω^)キコキコ
( ^ω^)キコキコ 何かめっちゃ久しぶりだおwwwwwwwwww
ムギさん「ん?何か言った?」
( ^ω^)キコキコ こうして一緒に走る感じ、もはや懐かしいまであるおwwwww
ムギさん「確かにそうだねwwwww」
前回ムギさんとペアランした時は、ラッキーピエロに行くためでした。
ラキピの味が恋しいよ...
( ^ω^)キコキコ あれがもう20日以上前かぁ...
( ^ω^)キコキコ 時間経つの早すぎるんだおwwwww
懐かしさを感じながら、20分ほどで到着しました。
(;^ω^)ゼェ... ハァ...
(;^ω^)ムギさん速すぎるお...
ムギさん「これから行く知床峠はずっとこんな感じだよ?wwwww」
( ^ω^)ま、マジかお...wwwww
時刻は9:00。
早速チケットを買って入場していきます。
( ^ω^)よし! いざ監獄へ!
( ^ω^)ん? 何かあそこに張り紙が...
張り紙「館内撮影禁止だぞ!!!」
(;^ω^)...え?
(;^ω^)ムギさん、この張り紙って...
ムギさん「うーん、これダメなのかなぁ」
ムギさん「ま、とりあえず撮らないで入ってみるか!」
( ^ω^)そ、そうだおね!
※ホームページで調べてみたところ、営利目的でSNSに投稿することは禁止されているようですが、一部禁止されている所以外は撮影・及び投稿は許可されていました。
館内に入ると大きな箱庭のようになっていて、その中にさまざまな建築物が展示されています。
( ^ω^)ほぇ〜、結構広いんだおね
ムギさん「全部回るのに2時間くらいかかるってさ」
( ^ω^)凄いお、網走監獄
網走監獄。
ロシアの脅威を恐れた日本は、北海道を開拓して防衛ラインを整えようとしました。
しかし、その開拓は大規模な計画であり、当時の日本の財政にそんな余裕はありませんでした。
しかし、そんな中ある考えが生まれたのです。
それは、日本中から囚人をかき集め、囚人たちの手によって開拓を進めようと考えたのです。
囚人であれば費用も少なく済み、たとえ死んでしまっても元は悪人なのだから悲しむ者などいないという理由で。
むしろ、囚人の数が減れば監獄費の節約にもなるという、何とも皮肉な一石二鳥の考えの元、網走監獄を拠点に開拓が始まりました。
期限は8ヶ月。
それはあまりにも短い期間であり、その過酷な開拓のために犠牲になった者は、看守を含め400人を超えたと言われています。
今日の北海道があるのは、囚人たちの犠牲の上に成り立っているという複雑な事実があることを、決して忘れてはいけないと深く感じました。
( ^ω^)・ムギさん「「そうだったのか...」」
( ^ω^)ムギさん、ワイに良い提案が
ムギさん「ん?」
( ^ω^)こんな大変な作業を経てできた道を素通りしてしまうってのも、悲しい話だと思うんですよ
ムギさん「うんうん」
( ^ω^)だから、ムギさん通ってみては?
ムギさん「いやこんな峠道行くかッ!wwwww」
それから館内を観光し、途中で写真撮影がOKだと知ったので撮ってみることに。
( ^ω^)ほう... ここが網走監獄!
( ^ω^)確かにこれは逃げられないおwwwww
( ^ω^)これ、囚人ももちろん大変だけど、看守も相当キツいだろうな
それからムギさんのスタンプラリーを埋めつつ、館内をトコトコ練り歩いていきました。
( ^ω^)くぅー! たくさん歩いたんだお!
ムギさん「お、何気にちゃんと2時間経ってるよw」
( ^ω^)歴史も知れて楽しかったんだお!
( ^ω^)じゃあ、そろそろお別れですね
ムギさん「次会える日は本当にわかんないねw」
( ^ω^)...ですねw
今度は見送ることなく、お互いに背を向けてそれぞれの道を走ることに。
( ^ω^)寂しくなるおwwwww
ムギさん「ホントだよwwwww」
ガッチリ握手をして、別れの言葉もほどほどにペダルに足を掛けます。
( ^ω^)じゃあ、本当に行くお!
ムギさん「おう! また会える日まで!」
ガシャーン!
( ^ω^)...え?
僕の進行方向のすぐ先で、一台の車がガードレールに突っ込みました。
ムギさん「...ほ? 何の音?」
( ^ω^)む、ムギさん
( ^ω^)あそこで、ほら...
ムギさん「え!? 事故!?」
幸先悪すぎるよォ!
幸いにもドライバーは無傷だったのでよかったですが、これはあまりにも不安です笑
( ^ω^)ちょwwwww 幸先悪すぎるおwwwww
ムギさん「俺そっちじゃなくて良かったわwwwww」
( ^ω^)くそっ!wwwww 何で毎回ワイはこうなんだおwwwwww
( ^ω^)もう行くお! さよならムギさん!wwwww
ムギさん「おうw またいつか会おうな!w」
こんな予期せぬ展開、誰が予想できただろうか。
11:30
( ^ω^)キコキコ まったく... 事故に遭わなければいいけど...
( ^ω^)グー
( ^ω^)キコキコ ん、お腹減ったお
( ^ω^)キコキコ 今日はこれから『クリオネキャンプ場』に行くから、その前にご飯にするかお!
今日行くキャンプ場はずっと前から気になっていた場所だったのですが、その名前を聞いたのは今から45日も前に遡ります。
・・・
4月11日、金沢にて
カブ兄さん「へぇ〜、日本一周凄いっすね!」
( ^ω^)いえいえw
( ^ω^)(というかそのモコモコした格好、暑くないのかお?)
カブ兄さん「え、じゃあこれから北上っすか?」
( ^ω^)そうだお!
カブ兄さん「あ、じゃあ北海道にある『三大沈没宿』って知ってます?」
( ^ω^)沈没... 宿?
カブ兄さん「居心地がめっちゃ良くて、何日も滞在しちゃう宿ってことなんですけど...」
( ^ω^)ほうほう
カブ兄さん「1つは潰れちゃって、残りの2つの名前が『ヤドカリ』と『クリオネ』って名前なんですよ」
( ^ω^)ヤドカリ、"クリオネ"...
カブ兄さん「北海道に行くなら是非!w」
・・・
5月25日 網走にて
( ^ω^)ムギさん、道東のオススメの場所ってありますか?
ムギさん「いっぱいあるんだけど、あきとに行ってほしいのは『クリオネキャンプ場』かな」
( ^ω^)クリオネ...? どこかで聞いたことがあるような...
ムギさん「あれ、知ってるの?」
( ^ω^)ハッ! そうだ! 金沢で会ったカブ兄さんも、その名前を口にしてたお!
ムギさん「あそことてつもなく良いところだからマジでオススメだよw」
( ^ω^)ホントっすか! 必ず行きます!
・・・
( ^ω^)クリオネキャンプ場... か
( ^ω^)ただのキャンプ場ではないらしいけど、一体どんなところなんだろうか モグモグ
( ^ω^)モグモグ...
( ^ω^)三色チーズ牛丼うまっ!!!
初めて食べましたが、こんなに美味しいとは...
タバスコをかけると更に美味さUPです。
( ^ω^)キコキコ ここから40kmくらいか...
( ^ω^)キコキコ 今日は天気も良くて穏やかだから、余裕だおねwww
( ^ω^)キコキコ 『斜里』突入だお!
( ^ω^)キコキコ えーと、確かこの道をまっすぐ行くと...
( ^ω^)お!これかお!
( ^ω^)ここが北海道三大沈没宿の1つなんだおね
( ^ω^)誰かいるかお?
キャンプ場?の中に入っていき、スタッフの人を探します。
( ^ω^)な、なんだおこのスペース
( ^ω^)なるほど、ただのキャンプ場ではないってことが今わかったお
( ^ω^)開けたところにでたお
( ^ω^)ここが受付口かお?
ブーン
キュッ
一台の車が駐車場に停まりました。
お兄さん「あの、ここのスタッフの方ですか?」
( ^ω^)いいえ!ワイも宿泊しようと思っていたのですが、人がいなくて...
お兄さん「あ、そうですか」
( ^ω^)(ムギさんが言うに、若い女性が担当してるって言ってたけど...)
ブーン
キュッ
お姉さん「今日宿泊される方ですか!」
( ^ω^)そうだお!
お姉さん「待たせてしまってすみません! こちらへどうぞ!」
扉を開け中に入ると、そこには開放的な空間が広がっていました。
( ^ω^)おぉ、ゲストハウスみたいなんだお...
お姉さん「では、こちらの書類に名前と住所をお願いします!」
( ^ω^)カリカリ
お姉さん「宿泊なんですが、テントサイトかモバイルテント、どちらにしますか?」
( ^ω^)えと、一番安いのだとどれになるんだお?
お姉さん「500円のテントサイトになりますね!」
( ^ω^)ご、500円!? 安すぎるおwwwww
( ^ω^)はい!それにするお!
宿泊代を支払い、テントを適当なところに設営した後はとロビーを探索します。
( ^ω^)立派なキッチンだおwwwww
( ^ω^)お姉さん、これ全部使っていいんですか?
お姉さん「はい!お好きに使ってくださいw」
お姉さん「私たちが帰ってもここは24時間空いているので、出入りもご自由に!」
( ^ω^)ま、マジかおwwwww
( ^ω^)漫画もたくさんあるし、これは確かに沈没宿だおね...
( ^ω^)嘘... ゲームまであるの?
至れり尽くせり、略して"イタツク"ですね。
ムギさんやカブ兄さんがあれだけプッシュしていたのも頷けます。
( ^ω^)知床峠を前に、とんでもないところに来てしまったんだおwwwww
( ^ω^)今日は天気いいけど、明日から雨だからしばらくのんびりするとしようかねwwwww
沈没する気満々です笑
ガラガラ
おじさん「今日泊まれますか?」
お姉さん「はい!大丈夫ですよ!」
60代くらいのおじさんがやってきました。
おじさん「こんばんは。 あの自転車はあなたのですかい?」
( ^ω^)こんばんは! そうだお!
おじさん「ちなみにどこからですか?」
( ^ω^)群馬だお!
おじさん「へぇ!凄いですねぇ!」
それから会話は弾み、おじさん(Aさん)とテーブルで語り合います。
( ^ω^)へぇ、じゃあAさんはスーパーカブで長崎から旅をしてるんですね
Aさん「今回はカブだけど、今でも自転車に乗ることあるんだよ」
Aさん「それこそ、おいかわくんみたいに荷物をたくさん付けてね」 ホラ
( ^ω^)おぉ! ちゃんと旅の自転車ジャマイカ!
( ^ω^)ワイもこの旅が終わったら、スーパーカブに乗りたくてしょうがないんですよwwwww
Aさん「カブはいいよぉ...」
( ^ω^)いいなぁ... カブ...
旅馬「おい」
(;^ω^)・・・
・・・
Aさん「そうだ、今日一緒に飲まない?」
( ^ω^)いいんですか!
Aさん「ここキッチンもあるし、材料渡すから作ってよ」
( ^ω^)了解だお!
渡された材料を適当に切ったり乗せたりして完成です。
Aさん「じゃあ乾杯!」
( ^ω^)乾杯! カチャ
( ^ω^)プハー!美味しいんだお!
それからはAさん、そして夕方会ったお兄さんを交えて飲み会を楽しみました。
・・・
( ^ω^)ふぅ、今日はとっても楽しかったんだお
( ^ω^)Aさん、「明日はジンギスカンやろう」って言ってたけど、めちゃ楽しみすぎるんだお!
( ^ω^)...これは沈没確定だおねw
途中、スタッフの人に教えてもらった薪ストーブを使いつつ、誰もいないロビーの中ブログを書いていきます。
パチパチと心地良い音が響き、少しずつ眠気がやってきました。
( ^ω^)ふわあぁ... そろそろ寝るかお
・・・
56日目終了です。
ムギさんとの別れ、そしてクリオネでの新たな出会い。
ブログで書ききれないほど色々なことがありました。
それでは明日のブログでお会いしましょう。
ではまた。