「おい...後ろを振り向くなよ...」
「...え?何で?」
「...やめろ!そっちに行くな!」
「な、何で?どうして?」
「いいから...行くなああああああああ!!!!!」
「え、どうしt...」
キャアアアアアアアアア!!!!!
・・・
(;^ω^)ガバッ!
(;^ω^)ハァハァ...
(;^ω^)な、なんだ...夢かお
(;^ω^)最近、悪夢をよく見るようになったお...
ということで、おはようございます。おいかわです。
長野は寒暖差が大きく、就寝時には暖かくゆっくりと眠れるのですが、朝方は非常に冷え込みどうしても目が覚めてしまいます。
最近悪夢を見るのも、恐らくその寒さが原因かと思います笑
( ^ω^)もう勘弁だお...
( ^ω^)今日は『安房峠』を越えなくちゃいけないのに...
安房峠、それは長野と岐阜を繋ぐ峠道であり、非常に人気なツーリングスポットとして有名です。
ただ、それは車やバイクでの話。
積載満点の自転車は、ただただ押して歩かなくてはいけないのです。
( ^ω^)ハァ... 先が思いやられるお
( ^ω^)グルグル
( ^ω^)あ、トイレに行きたいお!
急に便意がやってきたので、急いで荷物をまとめてコンビニへと向かいます。
( ^ω^)キコキコ 本当にのどかな所だお...
( ^ω^)キコキコ こういう所に住んでる人は、きっと時間の流れがゆっくりに感じているんだろうなぁ...
朝はボーッとしながら走るので、こういう優しい景色に心を奪われてしまうのです笑
( ^ω^)さてさて、トイレも朝食も済んだことだし、いざ!安房峠へ!
ブー
( ^ω^)ん?Twitterかお?
フォロワーさん「安房峠、行くんすか?」
( ^ω^)うん、そうだお
フォロワーさん「冬季通行止めっすよ、そこ」
( ^ω^)・・・
( ^ω^)え?
フォロワーさん「あと、安房トンネルは自転車通行禁止なので、ヒッチハイクとかルート変更した方がいいっす」
え?
調べてみると確かに通れない。
( ^ω^)どどどどどうするんだお、これ
( ^ω^)木曽町の方からぐるっと回れば行けるけど...
( ^ω^)嫌だ嫌だ嫌だ!!!そんなのぜぇーったいに嫌だお!
どうしよう。そんなこと言っても、通れないものは通れないんです。
( ^ω^)今日って20℃までいくんだおね...
( ^ω^)安房峠通れないけど、ズルしてワンチャン...
( ^ω^)ブンブン! それは法律違反!絶対にダメだお!
( ^ω^)でも...
かなり悩みました。
下調べをしない行き当たりばったり旅なので、こういう時に困るんですよね笑
...悩みに悩んだ結果、結論が出ました。
( ^ω^)よし...とりあえず安房峠の前まで行って、ヒッチハイクしてみるか...
とにかく向かってみます。
( ^ω^)キコキコ うげっ...坂かお...
自転車から降りて歩いて行きます。
( ^ω^)トボトボ げげっ!トンネルかお...
一昨日もトンネルで非常に苦しみましたが、今回もトンネル地獄です笑
( ^ω^)トボトボ
ドドドドドシュウウウウウン!
(;^ω^)ビクッや、やめてお...
どのくらいトンネルがあったかな...
恐らく全部で10個くらいあったかと思います。
ただ、ずーっとトンネルを歩いていると、段々感覚が麻痺してきます笑
ドシュュウウウウウウンンンン!
( ^ω^)ういっす。お疲れっす。
ドドドドドォドォオオオオオオン!
( ^ω^)お、今の風圧は結構大っきかったお
・・・
( ^ω^)...歌でも歌うか
スマホから大音量で音楽を流して、大声で歌いながら歩いて行きます。
これが結構楽しい笑
トンネルは声が響くので、まるでライブ会場かのような気分になります。
( ^ω^)この長いぃ、長い下り坂を〜♫
ドシュュウウウウウウンンンン!
( ^ω^)君のジテンシャァの後ろに乗せてぇ〜♫
ドドドドドォドォオオオオオオン!
( ^ω^)ブレェキいっぱい握りしめてぇ〜♫
ドッドッドォォォォォン!
( ^ω^)ゆっくり〜ゆっくり〜下ってく〜♫
そんなこんなで目的地に。
( ^ω^)着いたお!
ここは上高地に行く人が利用する駐車場。
そして、なんとこの場所には『足湯』があるんです!
( ^ω^)うっひょおおお!!!貸切だお!貸切だお!
( ^ω^)長いwwwww長すぎるおwwwww
( ^ω^)なるほど、奥に行くにつれて温度が上がるのか
( ^ω^)よし、早速入ってみるお
旅が始まって初めての温泉。
足湯なので全身ではないですが、今の僕には十分すぎるほどのもてなしです。
( ^ω^)ドキドキ
( ^ω^)し、失礼します...チャプ
( ^ω^)!!!!!!
( ^ω^)と、溶けて無くなってしまうおおおおおおおお!!!!!!!
最高...最高過ぎます...
散々峠を歩いてきた足が、面白いくらいにほぐれていきます笑
( ^ω^)あ、あぁ...
( ^ω^)ダメだ...これは...
( ^ω^)気持ち良すぎるお...
もう頭がどうにかなりそうです笑
しかも貸切、変な話、泳いだってバレません笑(もちろんダメです)
( ^ω^)...あ、そうだお
( ^ω^)ここでお昼にしよう。
時刻は10:50
お昼ご飯にしては少し早いですが、朝も早かったので食べることに。
( ^ω^)昨日、一昨日に別々の方から頂いた牛乳パンとミルクティー
( ^ω^)これを、ここで...!
( ^ω^)ハムッハムハム!!
( ^ω^)うまぁぁぁぁぁいぃぃぃぃ!!!!!!
ふわっふわな大きいパンの中には、とろりとしたミルクペーストが入っていて、それがまろやかに口の中で溶けていきます。
その甘〜い口の中に、甘さ控えめなミルクティーが心地よく喉を通ります。
控えめに言って天国です笑
( ^ω^)ふぅ...大満足だお...
1時間弱、足湯でのんびりしました。
そして、いよいよ人生初のヒッチハイクが始まります。
しかも相棒と一緒に。
( ^ω^)りょーちゃんも乗れるような車が見つかるといいね。
( ^ω^)まぁ、多分すぐ見つかるおwwwww
※『りょーちゃん』とは、旅を共にする相棒である自転車の名前です。
本名は、旅の馬と書いて「りょうま」
相性はりょーちゃんです。
( ^ω^)よし、ヒッチハイク初めていくお
( ^ω^)b こう、親指を立てて...
ブーン
( ^ω^)b な、なんか恥ずかしいお///
なんか凄い恥ずかしいです笑
でもそんなこと言ってられないので、ひたすら親指を立てて車を求めます笑
( ^ω^)b 乗せてくれおー! ブーン
( ^ω^)b お願い!乗せてお! ブーン
30分経過
( ^ω^)うーん...なかなか難しいお...
( ^ω^)というか、ヒッチハイクってどうやるんだお?
スマホを開いて調べていきます。
( ^ω^)なになに...スケッチブックに行き先を書いてそれを掲げるのか...
今まで親指しか立ててなかったので、試してみることに。
( ^ω^)キュッキュキュ よし!これでやってみるお!
( ^ω^)b 停まってくれおー! ブーン
1時間経過
( ^ω^)b おーい!ここに旅人がいるおー! ブーン
2時間経過、日が昇り、気温は20℃に。
(;^ω^)ハァハァ... 13:30か....
(;^ω^)これ...本当に停まってくれるのかお...?
場所は158号線、シーズンであれば1時間あたり100台くらいは車が通るそうですが、現在は1時間あたり20台くらいしか通りません。
不安になります。
(;^ω^)き、きっと来るおね!ね!りょーちゃん!
旅馬「・・・」
字が細いのでドライバー見えないかと思い、文字を太くすることに。
( ^ω^)よし!これで!
4時間経過
( ω )もう...ダメだぽ...
日が傾いていきます。
チラッと見てくれる人はたくさんいますが、停まってくれたり声をかけてくれる人は現れません。
もう...今日はここで寝て、明日木曽町に向かおうかな。
...何でこう、いつも上手くいかないんだ。
出発前だってそうでした。常に問題の山積みで、本当に旅に行けるのかと思ったくらいトラブルの連続だったんです。
...もう、頑張りましたよね。僕。
日差しの強い中、4時間も同じ場所に立ってスケッチブックを掲げる。
唇が日焼けして、唾でしめらすと痛みます。
・・・
( ^ω^)...ダメだ!諦めるな!ワイ!
キュッキュキュ!
( ^ω^)西だ!この際、高山じゃなくていい!西に行くんだお!
時刻は16:30
ブーン
( ^ω^)bたっ、頼む...!神様!!!!! キュッ
車が...僕のすぐ後ろに...停まりました。
???「西に?どこまで行きたいの?」
( ^ω^)た、高山までです
お父さん「そうなの!今から帰るとこだよ!!」
お父さん「乗って行くかい?」
( ^ω^)え...
( ^ω^)い、良いんですか!!!!!
お父さん「ちょうど後ろも空いてるしね、キミの自転車も何とかして詰めるから大丈夫だよ」
( ^ω^)本当ですか...
( ^ω^)本当に本当に...ありがとうございます...!!!!!
約5時間、親指を立て続け、ついに停まってくれる方が現れました。
( ^ω^)ゆ、夢じゃないんだお...
( ^ω^)フフフ...やった...やったお!
大きな車に自転車を詰め込んでいきます。
お父さん「何とか乗ったね。じゃ、どうぞどうぞ」
( ^ω^)お願いします!
そこから30分ほどで高山駅に着きました。
途中、お父さんと話をしたのですが、何でも息子さんが高校の入学式だそうで、その帰り道だったそうです。
また、お父さんも普段自転車に乗るそうで、いつもは荷台には物が積まれているのですが、今日はたまたま無かったので本当にタイミングが良かったとのこと。
もしお父さんが通り過ぎてしまっていたら...
もし荷物がいっぱいだったら...
考えるだけでも恐ろしいです。
お父さん「さぁ、着いたよ!本当にここで大丈夫かい?」
( ^ω^)はい!本当に本当に感謝してもしきれません!
お父さん「いえいえ!良い旅を」
( ^ω^)ありがとうございます! ブーン
( ^ω^)...本当に優しい方だったお
もしあの時のお父さんがこのブログを見ていらしたら、本当にお礼を言わせてください。
ありがとうございました!
( ^ω^)さてと...
( ^ω^)じゃあ!温泉に行きますか!
( ^ω^)初めての温泉...
( ^ω^)行ってきます! チャプン
( ^ω^)あああああああああああああ!!!!!!!!!!!
発狂しそうなほど気持ちよかったです笑
源泉を100%かけ流しているそうで、アルカリ性のそのお風呂は肌をぬるぬるにしてくれます。
( ^ω^)うぇwwwww気持ち良すぎるおwwwww
( ^ω^)ん?これは滝風呂...? ジャー
( ^ω^)おっwwwww肩に当たって気持ちいいおwwwww
( ^ω^)ただ、温度にムラがあるから、熱かったり冷たかったりして落ち着かないお
( ^ω^)やっぱり普通のお風呂が一番だおね
その後、寝れるくらい広いサウナや、五右衛門風呂などを楽しみました笑
( ^ω^)ホントにいい湯だったお...
ブー
( ^ω^)ん?Twitterかお?
フォロワーさん「高山着きましたか?」
※先ほどとは別のフォロワーさんです。
( ^ω^)着いたお!
フォロワーさん「じゃあ、飛騨に来てください!」
フォロワーさん「そして是非泊まっていってください!」
( ^ω^)本当ですか!?!?
( ^ω^)嬉しい...嬉しすぎるお!
早速スマホで場所を確認し、待ち合わせ場所に向かうことに。
( ^ω^)キコキコ こういう出会い方もあるのかお...
( ^ω^)キコキコ 楽しみだおwwwww
でも、ネットの人からのお誘い。
ネットの人と会ったりすることは人生で一度もなかったので、段々怖くなります笑
( ^ω^)キコキコ え、こんな坂を登るのかお...
( ^ω^)辺りも暗いし、ホイホイ行って大丈夫なのかお...?
( ^ω^)おばあちゃんも、あの時言ってたお...
祖母「気をつけてね。世の中には良い人ばかりじゃないから、その見極めをしっかりと」
( ^ω^)・・・
( ^ω^)怖いお...w
段々怖くなり、友人にこんなメッセージを。
( ^ω^)もしワイから数日間連絡が来ない、来ても連絡が無かったら、迷わずに警察に通報してくれお
友人「お前...死ぬのか?」
そんなこんなで待ち合わせ場所に。
( ^ω^)つ、着きました! ヌッ
???「いやぁ...お疲れ様ですw」
( ^ω^)もしかして...フォロワーの方ですか?
ムーさん「そうですそうですw古いアパートですが、良かったら泊まっていってください」
少し話して感じました。
( ^ω^)(あ、この人絶対にいい人だ)
人を見ることに多少の自信があった僕は、顔つきや声色で、この方が安全な方だと分かりました。
( ^ω^)本当に、今日はお世話になります!
ムーさん「いえいえw私が好きでやってることなのでw」
( ^ω^)そういえば、ワイ以外に旅人を泊めたりするんですか?」
ムーさん「かなりありますよwただ、この時期にこの場所を自転車で日本一周している人は中々珍しいですけどねw」
( ^ω^)へぇ...
自転車の荷物を外して家に向かいます。
ムーさん「ささ!どうぞどうぞ」
( ^ω^)お邪魔します!
( ^ω^)オフトゥンだお...
5日ぶりに現れた布団。
今日はここで寝れると想像するだけで眠くなってきます笑
その後少しお部屋で談笑を。
( ^ω^)明日は北海道に!?
ムーさん「はいw友人と小樽の方に行きますw」
( ^ω^)小樽での予定とかってあるんですか?
ムーさん「うーん、ジンギスカンとお酒かなw」
( ^ω^)いいっすねwそれw
そんな話をしてたらお腹が減りました笑
( ^ω^)実はお昼からまだ何も食べてなくて...
時刻は21:00
お昼は10:30だったので、かれこれ10時間近く何も食べていません笑
ムーさん「あ!じゃあご飯行きましょうよ!」
( ^ω^)いいんですか!
最高です。
20分ほど前に出会った人と一緒にご飯を食べに行けるなんて幸せです...
飛騨の街並みを歩いて行きます。
ムーさん「夜の飛騨は落ち着いていいよね」
( ^ω^)...最高すぎるお
ムーさん「あきとくん?」
( ^ω^)ハッ! 凄く素敵なところですね!感動しちゃってましてw
ムーさん「それは良かったw」
ムーさん「ここ、昼は観光地なんだけど、夜になるとこんなに静かになって人も通らなくなるんだよ」
( ^ω^)へぇ...じゃあ、この景色はここに住んでいる人しか味わえないんですね
しっとりとした夜の街です。
川越の街並みと似ていますが、少しだけ雰囲気が違うというか、ここはもう少し落ち着いているような気がします。
ムーさん「この橋が、恐らく飛騨で最も有名な橋かな」
( ^ω^)へぇ...綺麗...
ムーさん「飛騨の街並みには、昼と夜でまた違った顔を見せるんだよね」
( ^ω^)なるほど...昼も見てみたいですね...
ムーさん「よかったら明日も一泊してく?僕的には飛騨をもっと観光してほしいから、もう1日見てほしいなw」
( ^ω^)ほ、本当ですか?ご迷惑じゃ...
ムーさん「明日僕北海道だからw迷惑も何もないよw」
( ^ω^)いやいやwむしろ居ないことが問題なんですってwwwww
ムーさん、優しい方ですが少し変わった方です笑
でも、こういう変わった方ほど僕は大好きなんです笑
そして、ムーさんは『勝手に岐阜の観光大使』をしている方だそうで、本当に色々なことを知っています。
なので、飛騨の街並みを歩いている途中、歴史的なことや、地理的なことをたくさん教えていただきました。
そして、飛騨について他の観光客よりも少しだけ物知りになりました笑
繁華街を抜け、ご飯屋さんに到着。
( ^ω^)こ、ここに入るのかお?
そこは、繁華街を通り抜けた先にある、小さな居酒屋さんでした。
ムーさん「大丈夫大丈夫wささ、入るよ!」
( ^ω^)ガラガラ どうも...
女将さん「いらっしゃい!あら!ムーちゃん来たのね!」
ムーさん「どうもどうもw」
女将さん「あら...?そちらの方はお友達?」
ムーさん「まぁそんなところw」
席に着き
( ^ω^)うぅ...居酒屋なんて初めてきたお...
( ^ω^)アウェイにならないか心配だお...
女将さん「ムーちゃんとはどういう関係で?」
( ^ω^)ビクッ あ、友達というか、つい1時間前に出会ったばかりなんですよ
女将さん「...ん?というと...」
ムーさん「そのまんまですwホントにさっき出会ったばかりなんだよw」
( ^ω^)はいw実は日本一周してまして...w
女将さん「日本一周!?あらぁ!凄いね!」
女将さん「ちなみに何で?バイクとか?」
( ^ω^)自転車ですw
女将さん「えぇぇぇ!?!?ちょっとちょっと、この方自転車で日本一周してるんだって!」
女将さん、明るく大らかな方でとっても素敵な方です。
オレンジ色の照明が店内を温かく染めていき、とっても良い雰囲気です。
大将「そうなのかい!?そりゃあ凄い話だねぇ!」
( ^ω^)ははw大したことじゃないですよw
そんな話をしていると、帽子を被った隣のお兄さんが声をかけてきました。
お兄さん「えぇ!日本一周!それは凄いw」
お兄さん「どういうルートで行くの?というかどこから来たの!?w」
( ^ω^)それはですね...w
...本当に楽しい。
アウェイになるなんて考えてたのは、杞憂に終わりました。
高山の方はみんな知り合いの関係で、道を一本変えるごとに知り合いに会えるぐらい小さな世界だったのです。
そのためプライバシーは筒抜けに。
自分がどこで何をしていたかなんてことは、次の日には知られているそう。
それを嫌だと言う人もいますが、僕は大好きなんです笑
( ^ω^)うっはぁ!お兄さんは佐賀から来たんですか!wwwww
お兄さん「そうなのよw高山が好きで、移住を考えてるくらいなんだよねw」
( ^ω^)いいっすね!そういうの!w
しばらくムーさんやお兄さんと話していると...
女将さん「お待たせしました〜『ツケステ』になります〜」
( ^ω^)ツケステ...
ムーさん「漬物ステーキの略ねwこれが美味いんだw」
ムーさん「漬物の上に卵がかかってるでしょ?それを混ぜて食べるんだよ」
( ^ω^)ほうほう...
( ^ω^)では、いただきます! ハフハフ!ムハッ!
・・・
( ^ω^)女将さん...美味しいです...とっても!
女将さん「嬉しいわ〜!」
お好み焼きともまた違う味付けに、シャキシャキとした食感が良いアクセント。
まろやかな卵がそれを包み込み、お酒がどんどん進みます笑
( ^ω^)うまっ...!うま!うまま!!!
ムーさん「良かった良かったw」
漬物ステーキを堪能し、酔いもほどよく回ってきました。
女将さん「はい!じゃあ次はオムレツね!熱いんで気をつけてお召し上がりください〜!」
( ^ω^)う、ウマソス...
ムーさん「このオムレツここの店の最強メニューだからねwきっと美味しいと思うよw」
( ^ω^)ワイ、食に関しては辛口何ですよw」
( ^ω^)そんなこと言って美味しくなかったらヒドイですからねw
( ^ω^)ではでは...いただき! ハフッ!モグモグ...
( ^ω^)・・・
ムーさん「どう?」
( ^ω^)何でこんなに美味しんすかwwwwww
トマトベースのコクのあるソースの中には挽肉が細かく入っており、それをふわふわの卵に絡めて食べると、卵とトマトの甘さが口に広がりとてもほっこりします。
まるでこのお店のように、優しく温かい味でした。
( ^ω^)美味しい...
大将「ほい!次は唐揚げね!おろしダレにたっぷりつけて召し上がれ!」
( ^ω^)幸せすぎるお... チャプン ハフッハフハフ!
噛んだ瞬間ジュワッと溢れる肉汁と、鶏肉によく染みた甘い塩っぱい醤油のタレが舌を喜ばせます。
さらに唐揚げの脂をさっぱりとおろしがまとめあげ、スルリと胃の中に収まっていきます。
( ^ω^)何これwwwww大将、何でこんなに美味しんですかwwwww
大使「そう言ってくれると嬉しいよw」
大将も女将さんも笑顔が本当に素敵で、以前にも来たことあったんじゃないかなと錯覚するくらい楽しく落ち着く居酒屋さんでした。
この時にはもう高山が大好きになってまして、1日目にしてこんなに素敵な街を離れるのが名残惜しくなりました笑
そして〆にサケのお茶漬けを。
女将さん「お待たせしました〜お茶を注いでわさびを溶いて召し上がってくださいね」
ムーさん「これはね、たっぷりお茶をかけて食べると美味しいんだよ」
( ^ω^)なるほど ジョー
( ^ω^)いただきます...フーフー ジュルルル!
( ^ω^)ほわぁ〜...
口から白い煙がこぼれ、天井に昇っていきます。
今まで食べてきたお料理も、優しい味わいでしたが、このお茶漬けは心まで温めてくれる、そんな上品な味でした。
( ^ω^)優しい...
ムーさん「ひとは優しさに弱いからね。それは人もそうだし食べ物もそうなんだよ」
( ^ω^)本当にそうだお...
ムーさん「だからね...」
( ^ω^)...だから?
ムーさん「だから、その優しさを利用して"さっちゃん(女将さん)"は別料金を取るんだよ」
( ^ω^)...え?
女将さん「そうよ。サービス料は高くつきますよ♡」
( ^ω^)ハハハ...
( ^ω^)それはマジかお
しっかり別料金をツケとして残し、お店を後にしましたとさ...
ほろ酔い気分でムーさんと家に帰っていきます。
オレンジの明かりに照らされた静かな飛騨の街並みを、ペタペタと歩いて帰っていく。
途中、水路のせせらぎが耳に入り、どこか懐かしさを感じさせます。
そして家に着き、お布団に入ると、今まであったことを思い出す前に深い眠りについてしまった。
・・・
とてもいい夜でした。それではまた明日お会いしましょう。
ではまた。