AM5:00
ピピピp
( ^ω^)スチャッ
( ^ω^)おはようだお!
( ^ω^)今日は最速で出発するお!
ということで、おはようございます。おいかわです。
なぜこんなにも早く起きるのかというと、今日の午後から土砂降りの予報があるためです。
何としても午後までに『大館市』に辿り着いてなくてはいけないので、余裕を持って5時に起きました。
( ^ω^)ふわあぁ...
( ^ω^)まだ寝てたいけど行かなくちゃ
重たい腰を上げて、5:30に出発です! New Record!
( ^ω^)キコキコ
( ^ω^)キコキコ 大館まであと45km...
( ^ω^)キコキコ この距離が"そこまで遠くない"と感じているワイは、きっとおかしくなってしまったんだお
45kmは、自転車でおよそ3時間ちょいあれば着いてしまう距離です。
これを"遠い"と思う人が多いと思いますが、かれこれ1ヶ月近く走っていると段々距離感がバグってきます笑
( ^ω^)キコキコ
( ^ω^)キコキコ
( ^ω^)キコキコ ん?ちょっと待てお
( ^ω^)キコキコ 金沢からここ能代まで来るまで、ワイはずっと海岸沿いを走ってきたんだお
( ^ω^)キコキコ でも、今日は大館。 久しぶりに内陸に行くことになるおね
( ^ω^)キコキコ ということは... その、つまり...
山さんたち「「「おかえり!」」」
( ^ω^)嫌だ嫌だ!!! まぁた峠道を行かなくちゃいけないんだお!!!
どんどんと勾配がキツくなっていき、自転車から降りて歩いて行きます。
(;^ω^)ハァ... ま、まぁ、海岸沿いでもこういう道たくさんあったから、今さら特に言うことはないお...
( ^ω^)トボトボ あ、桜だお
( ^ω^)トボトボ ここ満開じゃないかお
( ^ω^)トボトボ 一度は逃してしまった桜に追いついたんだお
この調子なら、5月に入っても北海道で桜を見れそうですね笑
さてさて、そんなこんなで漕ぎ続けていると...
???「すみませーん!!!」
道路の反対側から声が聞こえてきました。
( ^ω^)ん?誰だお?
( ^ω^)こんにちはー!
横を見てみると、軽やかにロードバイクに乗っているお兄さんが。
お兄さん「どちらが来られたんですかー!!!」
( ^ω^)群馬からだおー!
距離があるので、お互いに大きな声を出しながら受け答えをします笑
お兄さん「今日はどちらまで行かれるんですかー!」
( ^ω^)大館までだおー!
お兄さん「え!僕も大館までなので、一緒に走りませんかー!」
( ^ω^)マジかお!!! はい!走りましょう!
コンビニのところで合流します。
( ^ω^)初めましてw おいかわっていいます!
櫻庭さん「櫻庭(さくらば)ですw 初めましてw」
櫻庭さん「うわw 近くで見ると凄い荷物ですねw」
( ^ω^)そうですねw ワイが乗ると150kgくらいあるおw
櫻庭さん「まぁ僕も結構体重あるので、似たようなものですねw」
少しコンビニの前で話をした後、一緒に自転車を漕いでいきます。
( ^ω^)キコキコ あ、ワイめちゃ遅いから、そこだけよろしくだおwwwww
櫻庭さん「オーケーですw」
( ^ω^)キコキコ
櫻庭さん キコキコ
( ^ω^)キコキコ
櫻庭さん キコキコ
( ^ω^)・・・
( ^ω^)(ペアランってこんなに楽しいのかお!!!)
いつも一緒に走ってくれるのは、無口なりょーちゃんだけなので(まぁそれも十分楽しいけど)こうして誰かと2人で走るって凄く新鮮で楽しいです。
普段はすぐ足を着いてしまうような登り坂も、櫻庭さんと一緒なら何とか登りきれてしまいます笑
( ^ω^)キコキコ 櫻庭さんと話しながら漕いでると、元気が出て楽しいお!
櫻庭さん「え?そうですか?w」
櫻庭さん「うーん... 確かに僕もおいかわさんと走ってると楽しいですねw」
( ^ω^)キコキコ そう言ってくれると嬉しいおwwwww
( ^ω^)キコキコ ん?そういえば何で櫻庭さんは自転車に?
櫻庭さん「ダイエットっていうのもありますが、やっぱり乗ってて楽しいからですかねw」
( ^ω^)たの...しい?
こんな旅をしてて言うのもアレですけど、自転車に乗ってて「楽しい」って思ったこと、実はそんなにないんですよ笑
むしろその反対。
「やめたい!」とか「辛い!」とか、乗っていると弱音ばかり吐きます笑
だって考えてもみてください。
登り坂は押して歩かないといけませんし、パンクだってすぐしますし、何より暑いし寒いし良いことなんて全くないんですよ笑
風が吹けば煽られますし、トンネル内は死と隣合わせ。
楽しくない上に"危険"なんです。
ですが... ですが、それでも自転車に乗る理由。
それは、このような素敵な出会いがあるからなんです。
出会いというのは人もそうですが、食や景色もそうです。
辛い思いをした先に出会えるものは、今までの辛さや苦しみを忘れてしまうほどに、尊く儚いものです。
櫻庭さんと一緒に自転車を漕ぎながら、そんなことを考えていました。
・・・
櫻庭さん「おいかわさん?」
( ^ω^)ハッ!
( ^ω^)そうですよねw それが一番だおw
そんなこんなで2人で漕ぎ進めていると...
( ^ω^)あ!見えた! 大館だお!
( ^ω^)余裕余裕wwwww
( ^ω^)なぁんだwwwww 内陸に入るからもっとキツイかと思ってたけど、大したことないおwwwww
さっきまで散々一人で弱音を吐いていた自分は、どこかに行ってしまったようですね。
まぁ、何はともあれ、午前中に大館に着いてよかったです。
時刻は9:30。
市街地まではあと1時間ほどでしょうか。
( ^ω^)キコキコ いやぁ、今日はパンクしなくて本当に良かったんだお←フラグ
( ^ω^)キコキコ やっはあの修理剤は偉大なんだおwwwww
( ^ω^)キコキコ ん?
( ^ω^)おぉ!!
櫻庭さん「どうかしました?」
( ^ω^)見てお! 青森まで100kmきったお!
櫻庭さん「ホントだ! あと少しですね!」
( ^ω^)やったおwwwww もう少しで本州最北端の県に着くんだおwwwww
初めて青森の標識が出てきた時は300km以上ありましたが...
いやはや、道というのは必ず終わりが来るんですね。
第二章も終わりが近づいてきました。
( ^ω^)キコキコ
櫻庭さん キコキコ
( ^ω^)グー
( ^ω^)櫻庭さん! 大館で安くてお腹いっぱい食べられるお店とかって知ってたりしますか?
櫻庭さん「うーん...そうだなぁ...」
櫻庭さん「あ!『秋北食堂』がオススメですよ」
( ^ω^)しゅうほく食堂...?
櫻庭さん「はい、そこはご飯と味噌汁おかわり無料なんですよw」
( ^ω^)おっ!おかわり無料!?!?
でました。"おかわり無料"のご飯屋さん。
自転車で旅をする者にとって、おそらく一番嬉しい言葉です笑
二つ返事で「行きます!」と答え、市街地に向かっていきます。
櫻庭さん「あ、そういえばおいかわさん」
( ^ω^)キコキコ ん?何だお?
櫻庭さん「『きりたんぽ』ってもう食べられましたか?」
( ^ω^)きりたんぽ... 食べたかったんですけど、高すぎて...
櫻庭さん「あ、それもしかして『きりたんぽ鍋』じゃないですか?」
( ^ω^)そうそう!それだお!
( ^ω^)何で鍋が4000円もするのか不思議だけど、兎にも角にも高すぎて食べられないお...
櫻庭さん「きりたんぽ鍋は、きりたんぽが高いというよりは、その中に入ってる『地鶏』が高いんですよw」
櫻庭さん「だから、普通にきりたんぽを食べるのであれば、1本200円くらいで済みますよ」
( ^ω^)え!そうだったのかお!
( ^ω^)あ、でも、ノーマルのきりたんぽのお店はどこにもなかったんだおw
櫻庭さん「あ、そうなんですねw」
櫻庭さん「じゃあよろしければ、お昼食べる前に寄って行きませんか?」
櫻庭さん「この辺で一番美味しいきりたんぽ知ってますwww」
( ^ω^)マジかおwwwww 是非お願いするおwwwww
ということで、櫻庭さんのオススメするきりたんぽ屋さんへ。
( ^ω^)ここか...
( ^ω^)ガラガラ ちわーっす!
おばちゃん「いらっしゃいませ〜」
中に入ると、小さな椅子とテーブルが置いてあり、昔ながらの良い雰囲気が漂っています。
櫻庭さん「えっとですね、この味噌のきりたんぽがオススメです」
( ^ω^)なるほど! じゃあそのきりたんぽを一本くださいお!
おばちゃん「は〜い、少々お待ちくださいね」
( ^ω^)どんな味なのか気になるんだお
注文してすぐに、おばちゃんがお茶を持ってきてくれました。
おばちゃん「日本一周されてるんですって? 凄いですね!」
( ^ω^)いえいえw
おばちゃん「これ、美味しいから是非飲んでくださいね」
( ^ω^)ありがとうだお! ゴクゴク
( ^ω^)プハー!
( ^ω^)スッキリしていて飲みやすいんだお!
お茶を飲みつつ櫻庭さんと話していると、きりたんぽがやってきました。
おばちゃん「はい!お待たせしました」
( ^ω^)うひょー! ウマソスなんだお!
櫻庭さん「やっぱり、ここのが一番美味しい...」 モグモグ
( ^ω^)(ってはや! 櫻庭さんもう食べてる!)
( ^ω^)よし!ワイも頂くとするお! ハムッ! アチチ!
( ^ω^)モグモグ...
( ^ω^)んだこれ!美味しいお!
表面はパリッと、中はモチッとしていますが、お餅のようでお餅ではない、不思議な食感です。
ですが、その食感がクセになり、噛んでいるとお米の甘みが口いっぱいに広がります。
味噌の香ばしい香りと甘みがきりたんぽと最高に合い、あっという間に完食してしてしまいました。
おばちゃんさん「どうします?もう1本食べる?」
僕と櫻庭さんは顔を見合わせて
「「はい!お願いします!」」
そう高らかに返事をしました。
・・・
( ^ω^)いやぁ... 凄い美味しいきりたんぽだお
櫻庭さん「ここのきりたんぽは秋田の中でもトップレベルに美味しいから、そう言ってもらえて良かったよw」
( ^ω^)え、てことは...
( ^ω^)もし他のお店で食べることがあったら、それはここ以下になっちゃうんだおwwwww
( ^ω^)そうすると、このきりたんぽは最初に食べるきりたんぽじゃないおwwwww
おばちゃんのきりたんぽに対する想いを聞きつつ、2本目もペロリと完食。
おばちゃんの人柄もとても良く、この場所が好きな人が多い理由がわかったような気がします。
また、あんまりにも美味しかったので、家族にお土産としてきりたんぽを発送しました笑
( ^ω^)よし... そうしたら、そろそろ行くかおね
櫻庭さん「そうですね、行ってみましょうか」
自転車に跨り、秋北食堂に向かって出発しようとすると...
おばちゃん「あ!ちょっと時間大丈夫ですか?」
( ^ω^)ん?何だお?
おばちゃん「今からきりたんぽ作るので、良かったら見ていってください!」
( ^ω^)え!いいのかお!
櫻庭さん「忙しい時とかはあんまり見れないので良かったですね! おいかわさん!」
( ^ω^)え、そうなのかお!
再びお店の中に入ると、おばちゃんは左手にある、大きいコンベアのような機械を指差しました。
おばちゃん「これを使って作るんですよ」
( ^ω^)ん?どう使うんだお?
おばちゃん「えっと...このきりたんぽを」
おばちゃん「こう!」
( ^ω^)えwwwww 縦に刺すんだwwwww
おばちゃんが慣れた手つきで、きりたんぽをセットしていきます。
おばちゃん「そしたらスイッチオン!」 ヴィーン
( ^ω^)バーナーの中にきりたんぽが次々と入っていくんだお
きりたんぽは、くるくると回転しながら熱々のトンネルに入っていきます。
イメージでは、網の上で一つ一つ焼いていくのかと思っていたので、意外にもハイテクなやり方に驚いてしまいました笑
その後、おばちゃんから創業からの歴史を聞きながらきりたんぽを眺めていると、トンネルの中からひょっこりと出てき始めました。
( ^ω^)おっwwwww めっちゃ綺麗に焼き上がってるんだおwwwww
( ^ω^)ムラもなく綺麗wwwww
おばちゃん「でしょ〜、この機械は先代の人が考えて作ったんですよ」 オホホ
( ^ω^)ほえ〜 先代に感謝!
そんなこんなで、きりたんぽ工場見学は終了。
おばちゃんに感謝を伝えてお店を去ります。
( ^ω^)おばちゃん、色々ありがとうだお!
( ^ω^)きりたんぽ、めっちゃ美味しかったお!
おばちゃん「私も本当に素敵な方とお会いできて楽しかったです」
おばちゃん「またいつでもいらしてくださいね」
( ^ω^)うん! 秋田に来ることがあったら必ず行くお!
( ^ω^)それじゃあお世話になりましたー!
櫻庭さんと再びペアランが始まります。
櫻庭さん「おいかわさん、そういえば『秋田犬』ってもう見ました?」
( ^ω^)キコキコ あ、そういえばまだ見てないおね
櫻庭さん「え! じゃあちょっと秋田犬を見に寄り道しません?」
( ^ω^)キコキコ ホントかお! ぜひ見ましょう!
ということで、櫻庭さんに連れられ秋田犬を見ることに。
( ^ω^)えっ...
( ^ω^)かわ...
( ^ω^)かわわ!
( ^ω^)可愛すぎるお!!!
何かムスッとしていて、とっても愛くるしいです。
ぼてっとした頬っぺたを、両手でタプタプしたいですね笑
( ^ω^)いやぁ可愛すぎるんだお
( ^ω^)グー
( ^ω^)...櫻庭さん、行きましょうか
そして、時刻は12:10。
最高の時間帯に『秋北食堂』に到着しました。
櫻庭さん「じゃあ、僕は髪を切ってくるんで、15:00くらいにまた会いましょうか」
( ^ω^)え!? 櫻庭さん、お昼きりたんぽだけで足りるんですか!?
櫻庭さん「自転車漕ぐと、なぜかわからないんですけど、食欲が抑えられるんですよw」
( ^ω^)えぇ...www
自転車って漕いだら漕いだ分だけお腹が減る僕からすると、櫻庭さんの体が理解できません笑
櫻庭さん「じゃ!そういうことなので!」 キコキコ
( ^ω^)色々ありがとうございました! また15:00に会いましょう!
( ^ω^)・・・
( ^ω^)さて... そしたら食うぞ!!!
元気よく入店し、券売機を眺めます。
( ^ω^)色々なメニューがあるけど、ワイはもう決まってるから迷わないお!
櫻庭さんに「秋北食堂のオススメメニューってありますか?」と尋ねたら、『生姜焼き定食』が良いと言われたので迷わず購入。
券を渡し、しばらく待っていると...
おばさん「生姜焼き定食でお待ちのお客様〜!」
( ^ω^)はいはーい!
( ^ω^)う、ウマソス...
( ^ω^)じゃあ、頂きマングース!!! ハフッ! ハフハフ! ガツガツムシャムシャ!
( ^ω^)モグモグ...
( ^ω^)最&高!!!
甘塩っぱい生姜のタレと、プルプルとしたお肉がベストマッチ!
"THE生姜焼き"のパンチのある味が、食欲をジェットコースター並みに激しく動かします。
( ^ω^)うま...うまっ! うまいお!
( ^ω^)おばさーん! ご飯お代わりだお!
結局、大盛りご飯を3回お代わりしてフィニッシュ。
お米を3合くらい食べて、満腹大満足でお店を出ます。
( ^ω^)ゲフー もう言葉にならないほど美味かったお...
( ^ω^)ふわぁあ... たくさんご飯を食べると一気に眠気が...
隣の待合室にフラフラと向かい、眠れそうな椅子を探します。
( ^ω^)んん... ここなら迷惑にならなそうだお...
( ^ω^)ん?
座った椅子の横の壁に、なにやら落書きが。
( ^ω^)どれどれ...
たとえ今は伝わらずにいても
本当に大切な人ならば
いつかはすべて伝わるよね
君に伝わると信じているよ
どうかこの思いが届きますように
どうか どうか届きますように・・・
( ^ω^)・・・
( ^ω^)ワイに届いたわよ♡
( ^ω^)あ、ダメだ。眠気g...
( ^ω^)zzz...
・・・
( ^ω^)ムニャムニャ...
( ^ω^)ムニャ... ん、寝過ぎちゃったお...
( ^ω^)今何時かお?
時計を確認します。
( ^ω^)え!? もう14:30!?
( ^ω^)マジかお! せっかく大館を観光しようと思ったのに...
ご飯をたらふく食べると、体が言うことを聞かず深い眠りに入ってしまいます。
そして、たまにブログの更新が遅れてしまう大きな理由が、この眠気です笑
何とか克服したいものです...
( ^ω^)もうそろそろ櫻庭さんも髪切り終わるし、ここで待ってるかお
LINE「通知が来たで!」 ピポッ!
( ^ω^)ん?櫻庭さんからかな?
櫻庭さん「髪切り終わりました! 今どこにいますか?」
( ^ω^)秋北食堂の隣にある、待合室にいるお!
櫻庭さん「オッケーです!」
しばらく待つと
櫻庭さん「お待たせしました!」
( ^ω^)いえいえ!...って櫻庭さん、髪さっぱりしましたね!
櫻庭さん「はいw 明日面接があるのでw」
櫻庭さん「それじゃあ行きましょうかw」
再び2人で走り出します。
( ^ω^)キコキコ これからどこ行きます?
櫻庭さん「そうですね... せっかくですから、『秋田犬の里』にでも行きませんか?」
( ^ω^)秋田犬の里... いいですね!行きましょう!
5分ほど自転車を漕ぐと、目的地に着きました。
櫻庭さん「おいかわさん、ここで写真一緒に撮りませんか!」
( ^ω^)いいですね! 撮りましょう!
櫻庭さんが施設の中に入り、係の人に撮ってもらいました。
係のおじさん「じゃあいきますよ〜」
ジー
パシャ
( ^ω^)・櫻庭さん「「いいっすね〜wwwww」」
係のおじさん「実は、私も昔に自転車旅したことあるんですよw」
( ^ω^)えぇ!本当ですか!wwwww
係のおじさん「ただ辛すぎて、途中で帰ってきちゃいましたけどねw」
( ^ω^)いやいや! 「しよう」と思って動けたことが一番凄いですよ!
そんな会話をした後は、中に入っていきます。
( ^ω^)ウィーン
( ^ω^)結構広いお
( ^ω^)お。お土産コーナーだお
( ^ω^)きゃわわ!秋田犬たんだお!
( ^ω^)ん... でも、これは柴犬って言われてもわからないお
( ^ω^)でっかwwwww 枝豆の上に秋田犬だおwwwww
( ^ω^)秋田犬タワーだおwwwww
櫻庭さんとぶらぶら歩きながら、のんびりと楽しみました。
( ^ω^)いやぁ楽しかったお...
ポツポツ
( ^ω^)ん?
ポツポツポツポツ
( ^ω^)あ、雨だお!
( ^ω^)すっかり忘れてた! 今日午後から土砂降りだったんだお!
櫻庭さん「そうでしたねwwwww 僕の祖母の家で雨宿りしましょう!」
土砂降り5秒前の雨の中を、ヨイコラ漕いでいきます。
ザァーザァー
(;^ω^)ふぅ...何とか間に合ったお...
櫻庭さん「ここからは車で行きましょうか」
( ^ω^)え! そんなに色々付き合わせちゃっていいのかお!?
( ^ω^)明日面接だし、迷惑なんじゃ...
櫻庭さん「全然大丈夫ですよw あ、自転車はここの車庫を使ってください」
( ^ω^)あ、ありがとうございます!
櫻庭さん「じゃあ車取ってきますね!」
( ^ω^)すみません!お世話になります!
( ^ω^)ん? 車って、車庫にあるのを使うんじゃないのかお?
( ^ω^)あれ、櫻庭さん!?
なんと、そこそこ強い雨の中をカッパも着ずに飛び込んでいきました。
( ^ω^)えぇ!嘘でしょ!?
僕の声が喉から出る前に、その姿は消えていってしまいました...
( ^ω^)なんて躊躇のない人なんだお...
( ^ω^)櫻庭さんも、まとまった時間があったら絶対に旅に出るタイプだおね...
そんなことを思っていると、玄関の方からおばあさんが車庫にやってきました。
( ^ω^)あ!こんにちは!
おばあさん「あら!こんにちは〜」
( ^ω^)すみません、車庫借りちゃって...
おばあさん「いえいえ! むしろ家に上がっていってください!」
( ^ω^)いやいや! 流石にそれはご迷惑過ぎるので大丈夫です!
おばあさん「そうですか?いいんですけどねぇ...」
( ^ω^)すぐに櫻庭さんも来ますし、お気持ちだけ受け取っておくお!
おばあさんとたわいもない話をしていると、櫻庭さんが車でやって来ました。
櫻庭さん「お待たせです! それじゃあ行きましょうか!」
( ^ω^)はい!よろしくお願いします!
そこからはツーリングからドライブに。
櫻庭さんと楽しくお話ししながら、大館にある色々な観光地へ案内してもらいました。
まだまだ桜のある公園や、ひんやりとした風穴。
雨が降っていたのは残念ですが、大館について色々なことを知ることができました。
( ^ω^)1つの街をこんなに見るのは、飛騨ぶりなんじゃないかお...?
( ^ω^)ムーさんの時もそうだったけど、親切にしてくれる人がいると、その街が凄く好きになるんだお
大館市。この街にも祭りが色々とあり、きりたんぽ祭りや大文字祭りなど、盛り上がりそうなイベントがたくさんありました。
ちなみに、大館から見える大文字は、日本の中でもかなり大きい部類に入るらしく、祭りの日はキャンプファイヤーなどで使われるくらいの大きい木材を燃やして、盛大に行われるそうです。
( ^ω^)お祭りかぁ... 旅中に一度くらいは参加してみたいお...
櫻庭さん「おいかわさん、そういえばお腹の具合はどうですか?」
( ^ω^)ん?そうですね...
櫻庭さん「今18:00くらいですし、そろそろどこかでご飯食べませんか?」
( ^ω^)いいおね! 食べにいきましょう!
そこから少しドライブして、お店に到着しました。
櫻庭さん「着きました!ここです!」
( ^ω^)おぉ... 雰囲気や良しなお店だおね
ラーメン屋『桜木屋』さんにお邪魔していきます。
( ^ω^)櫻庭さん、どのラーメンがイチオシですか?
櫻庭さん「そうですね...僕はいっつも中華そばを頼みますが、ここにも書いてある通り、ネギ塩ラーメンなんかいいんじゃないですかね」
( ^ω^)なるほど... よし!そしたらこれを頼むお!
( ^ω^)すみませーん!ネギ塩ラーメンを1つくださいお!
しばらく待つと...
店員さん「お待たせしました〜」
( ^ω^)これは...ウマソスな香りが...
( ^ω^)ではでは!頂きます! ズルッ! ズルル!
( ^ω^)モグモグ...
( ^ω^)美味いっ!!!
ネギとごま油の芳醇な香りが、鼻をピリッと刺激します。
あっさりとしたスープが細麺とよく絡み、非常に美味しいです。
そして何より良いのがこのチャーシューで、肉厚でぶりっと大きいのですが、口に入れるとホロホロと崩れてスッと消えていきます。
( ^ω^)美味い... 櫻庭さんが言う通り、これは行列ができてもおかしくないお...
・・・
( ^ω^)ゲフー とっても美味しかったお! 櫻庭さん!
櫻庭さん「喜んで頂けたようで何よりですw」
櫻庭さん「あ、ここは僕が払いますね」
( ^ω^)えっ!?いいんですか!?
櫻庭さん「えぇw 気にしないでくださいw」
( ^ω^)あ、ありがとうございます! ご馳走になります!
旅が終わった後にもし旅人を見るようなことがあれば、僕も何かご馳走してあげようと、この26日間旅をしていて強く思いました。
櫻庭さん「さて...そしたらこれからどうしましょうかね」
( ^ω^)そうですね... 快活には8時か9時に行きたいので、まだ少し時間がありますね
言い忘れましたが、今日は快活クラブにお世話になります笑
魚津以来の快活... これはテンションが上がって参ります笑
( ^ω^)あ!じゃあ、櫻庭さんのご実家に行ってもいいですか!
櫻庭さん「えっ?」
( ^ω^)こんなにお世話になったので、ご両親の方に挨拶させてください!
櫻庭さん「なるほどw わかりましたw」
それからしばらく車を進めて到着しました。
櫻庭さん「あれ、車ないや」
( ^ω^)あら
櫻庭さん「ちょっとどこ居るか電話してみますね」 プルルル
櫻庭さん「あ、もしもし」
( ^ω^)・・・
櫻庭さん「そう、さっき言ってた日本一周の人」
( ^ω^)・・・
櫻庭さん「そう、会いたいって」
( ^ω^)(なんか... 凄い訛ってるお)
( ^ω^)(ワイと話してる時もそこそこ訛りあったけど、家族と話してると余計に訛りが...w)
秋田に入ってから、だんだんと東北の訛りを感じてきました。
こういう訛りの移ろいを感じていくのも、旅をしていてならではの楽しみですね笑
櫻庭さん「あ、今買い物してるみたいで、そろそろ来るみたいですよ」
( ^ω^)そうなんですか!
しばらく櫻庭さんと話をしてると、遠くから車が近づいてきました。
櫻庭さん「あ、きたきた」
( ^ω^)こんばんは!
お母さん「こんばんは。あなたが日本一周されてる方ですね」
( ^ω^)そうだお!
お母さん「この人に変なところ連れ回されて大変だったでしょうw」
( ^ω^)いえいえwwwww むしろワイが連れ回してたくらいなので、とんでもないですwwwww
お母さん「そう?w」
櫻庭さんが苦笑しています。
お母さん「あ、そうだ。これあげます」 サッ
( ^ω^)...え?
お母さん「大したものじゃないけど、応援してますw」
( ^ω^)えぇ!?頂いていいんですか!?
お母さん「どうぞどうぞ。今がコロナじゃなければ、泊めてあげたかったんですけどねw」
( ^ω^)いやいやw それは悪いですってw
( ^ω^)でも...本当にありがとうございます! 大切に使わさせていただきます!
その後しばらく話していたのですが、どうやら櫻庭さんは五人兄弟で、その長男でした笑
ご、五人兄弟って... 凄い大家族!
ちなみに櫻庭さん曰く、兄としての尊厳はほとんどなく、いつも雑な扱いをされていると嘆いてました笑
櫻庭さん「それじゃあ、そろそろ行きましょうか」
( ^ω^)そうだおね!
( ^ω^)お母さん、本当にありがとうございました!
お母さん「はーい!気をつけて楽しんでね!」
そこからは、櫻庭さんのお父さんが教えてくれた場所に寄り道して、再びおばあさん家に戻ってきました。
おばあさん「あら、おかえりなさい!」
( ^ω^)長い間、車庫をお借りさせていただいてありがとうございました!
おばあさん「いえいえ!大したことじゃないので!」
・・・
( ^ω^)じゃあ... そろそろ行きますね
おばあさん「気をつけてくださいね。これから楽しいことがあると思いますから、楽しんでください!」
( ^ω^)はい!
( ^ω^)櫻庭さん、短い間でしたが一緒に走れて楽しかったお!
櫻庭さん「僕もです!またいつかお会いしましょう!w」
( ^ω^)いつか会えますよ!きっと!
( ^ω^)...じゃあ、本当にありがとうございましたー!!!
櫻庭さん・おばあさん「「お気をつけてー!!!」」
雨がしとしとと降る中を、ゆっくりと走っていく。
雨粒でキラキラと輝く街並みが、後ろに流れていきます。
( ^ω^)キコキコ
( ^ω^)キコキコ 今朝の出会いが...ここまで濃くなるなんて...
( ^ω^)フフフ... やっぱり旅は何が起こるのかわからないお!
そして、物思いに耽りながらしばらく漕いでいると、オレンジ色の実家が見えてきました。
( ^ω^)ふぅ... ようやく着いたんだお
( ^ω^)土砂降りじゃないとはいえ、こんなに雨も降ってるし、旅人とかいるんじゃないかお?
( ^ω^)...まさかね
濡れた自転車を、駐輪場に押して運びます。
( ^ω^)雨宿りできる所があって良かったおね、りょーちゃn...
( ^ω^)ん?
( ^ω^)え、いやいや
( ^ω^)ゴシゴシ
( ^ω^)えぇぇぇぇ!?!?
この2台のカブ。なんと後ろに『日本一周』と大きく書かれた看板が付いていたんです。
( ^ω^)えっ... え!?wwwww
( ^ω^)マジかおマジかおwwwww
( ^ω^)ついに日本一周のライダーと出会えたんだお!!!wwwww
1人快活の駐輪場で興奮していました笑
以前金沢にて、車の日本一周者とはお会いしましたが、バイクで、しかもカブで日本一周している人なんて見たことありませんでした。
完全に不審者ですが、2台のカブを舐めるように見て回ります。
( ^ω^)え...待って... 嘘でしょwwwww
( ^ω^)ナンバーに『与那国島』って書いてあるおwwwww
与那国島。それは日本最西端に位置する、沖縄の島です。
( ^ω^)もう意味がわからないんだおwwwww
興奮と驚きで、自分でもよくわからない感情になっています笑
( ^ω^)でも、肝心のカブ主さんがいないんだお...
( ^ω^)まぁでも、この快活にいることは間違いないし、メモでも残しておくかお
ヘルメットの間にそっとメモを残して、僕も入店していきます。
( ^ω^)ふい〜...
( ^ω^)でも今日は色んなことがあったんだお...
( ^ω^)櫻庭さんとの出会い、大館の観光。そして初めての日本一周ライダー...
( ^ω^)フフフ... 明日はどんな1日になるのかな
ポテトを食べながらそんなことを考え、ゆっくりと体を休めたのであった...
・・・
26日目終了です。
櫻庭さんとの出会いは偶然でしたが、その偶然からここまで素敵な体験ができるなんて思いもしませんでした。
そして快活に停まっていた2台のカブ...
もしお話ができたら嬉しいですね。
それでは次回のブログでお会いしましょう。
ではまた。