( ^ω^)zzz...
( ^ω^)zzz...
ガサガサッ!
(;^ω^)ガバッ!
(;^ω^)だ、誰かいるのかお!?
茂みの向こうからおじさんが近づいてきます。
( ^ω^)お、おはようございます!
おじさん「おはようございます」
・・・
そこから少し会話をして、何とかやり過ごしました。
(;^ω^)ハァ... 朝に物音がすると怒られるんじゃないかとヒヤヒヤするお...
( ^ω^)まったく... 野宿も楽じゃないお...
ということで、おはようございます。おいかわです。
今日で20日目になりますが、少しずつ野宿に慣れ始めてきました。
そして今では、ベンチや東家があればどこでも寝れるような状態に笑
かなりメンタルが鍛えられているのを実感しますね。
( ^ω^)さてと... 今日は『新潟市』まで行くとするお
実は新潟市には一度来たことがあるのですが、受験のために宿泊しただけなので、街並みをじっくり見たことはありません。
それでは荷物をまとめて出発していきます!
( ^ω^)キコキコ 今日は7:30に出発だお!
( ^ω^)キコキコ 最近朝起きるのが早くなってきて何よりなんだおwwwww
( ^ω^)キコキコ あれ?
( ^ω^)え、もう新潟市入っちゃったんだおwwwww
本日の目的地に到着です笑
ものの40分くらいしか漕いでいませんが、まぁいいでしょう。
( ^ω^)キコキコ とはいえ、ここから新潟市街に行くまでが長いんだお
( ^ω^)キコキコ
( ^ω^)キコキコ ...というか、さっきからチラチラ見えてた『シーサイドライン』っていう場所...
( ^ω^)キコキコ 一体どんなところなのか気になるんだお!
『千里浜なぎさドライブウェイ』とどちらが凄いのか。
戦いのゴングが心の中で鳴りました。
( ^ω^)キコキコ ん、これがシーサイド...ラインかお?
( ^ω^)キコキコ あれ、海の景色がもう終わっちゃったお
( ^ω^)キコキコ ということはあれはシーサイドラインじゃなかったのかお?
( ^ω^)キコキコ でも、看板に表示がなかったし、この辺から見えてくるはずなんだお...
シーサイドライン、一体その姿はいつ現れるのでしょうか。
名前からして凄く良さげな感じがするので、期待が大きく膨らんでいきます。
...だったのですが
( ^ω^)キコキコ え、これ山じゃないかお?
( ^ω^)キコキコ
(;^ω^)キコキコ
キュッ
(#^ω^)ふふふふざけるんじゃないお!!!
(#^ω^)7.5%って...
(#^ω^)もう完全に山道じゃないかお!!!
(#^ω^)なんだおこれ!聞いてないお!
(#^ω^)こっちはシーサイドを走りに来たんだお!
(#^ω^)何が楽しくて山の景色なんて楽しまなきゃいけないんだお!
これではシーサイドラインじゃなくて『マウンテンサイドライン』ですね笑
あ、もちろん自転車からは降りて歩いています。
( ^ω^)トボトボ まったく...こんな坂を歩かされるのも久しぶりだお
( ^ω^)トボトボ でも...
( ^ω^)なんかRPGみたいな景色なんだお
ゴツゴツとした山肌が圧倒的な存在感を放っています。
( ^ω^)凄いんだお...
少し歩くたびに足を止めて写真を撮っていきます。
一眼カメラも一応は持ってきているのですが、どうしても取り出すのが面倒臭くてスマホで済ませてしまいます。
でも、ブログで載せる写真は主にスマホだし、今のスマホも十分綺麗に撮れるのでいいかなぁ〜なんて思っていたりします笑
( ^ω^)さてと、景色も堪能したし頑張って歩いて行くかお
( ^ω^)トボトボ
( ^ω^)トボトボ ん、前から3人くらい歩いてくるんだお
( ^ω^)こんにちはー!
40、50代の方たち「こんにちは〜」
そこから色々とお話すると、どうやらさっきまで僕がさんざん撮っていた山に登るそうです。
( ^ω^)えっ!?この岩肌剥き出しの山に!?
( ^ω^)み、皆さんも十分凄いんだお...
会話もほどほどに、別れを告げて漕いでいきます。
( ^ω^)キコキコ 忘れてたけど、シーサイドラインとは一体何だったのか...
( ^ω^)キコキコ でもここの景色はのどかで落ち着くんだお
ちなみに、先ほどのグループの方たちと話をした後から、新潟市街に着くまでにサイクリストの方とたくさんすれ違い、たくさん声をかけていただきました。
そして、ようやく海も見えてきます...!
( ^ω^)キコキコ そうそうこれこれwwwww
( ^ω^)こういうのをずっと待ってたんだおwwwww
海と道路だけの道、これこそがシーサイドラインですね。
ただ、この道は別にシーサイドラインとは表記されておらず、じゃあ結局シーサイドラインとは何だったのかは、未だ謎に包まれたままです。
( ^ω^)キコキコ あ、海のゾーンはおしまいかお
( ^ω^)キコキコ でもこの道、平坦な道がずーっと続いて走りやすいんだお!
信号が点滅し赤色に変わったので、手前で地図を確認していると...
おじさん「おーい!」
( ^ω^)ん?あ、どうも!
おじさん「これこれ!これ持っていきな!」
窓から手を出して何かをくれるみたいです!
( ^ω^)え! あ、ありがとうございます!
おじさん「じゃあ頑張ってねー!」 ブーン
( ^ω^)・・・
( ^ω^)こんな形で差し入れをいただくこともあるのかお...
頂いたのは、なんと行動食!
一瞬のことだったので顔もよく見ることができませんでしたが、素晴らしい差し入れをありがとうございます!
( ^ω^)う、嬉しいんだお...
時刻は11:50
その後しばらく漕いでいると、市街地に少しずつ入っていきました。
( ^ω^)キコキコ そろそろお腹も空いたし、どこかでご飯を食べたいんだお
( ^ω^)...あ、そういえば!
以前Twitterを眺めていたら、「新潟のグルメを味わいたいのであれば『ふるさと村』に行くと良い」というツイートを見かけたので行ってみることに
( ^ω^)ここがふるさと村...
( ^ω^)施設も大きいし、ここでご飯を食べるお!
( ^ω^)へぇ、今年で30周年を迎えるのかお
( ^ω^)お、このバザール館ってところでご飯が食べられそうだお
( ^ω^)うっわwwwww 広すぎるんだおwwwww
一つの道の駅だとは思えない大きさです笑
平日なのにとても賑わっていて、話に聞くと週末はごった返すそうです。
ゆっくり施設内を練り歩いたらお腹も最高潮に空いてきたので、急いでご飯屋さんに向かいます。
( ^ω^)ほう... 『新潟5大ラーメン』とな...
( ^ω^)ふむ...どれにしようかお
( ^ω^)口が脂を求めているから、ここは『燕背脂ラーメン』にするお!
( ^ω^)あ! あとそれと『ぎゅーどん』も!
食券を渡してしばらく待つと
店員さん「お待たせしましたー!」
( ^ω^)おぉ... テラテラと輝いていてウマソスなんだお!
( ^ω^)ではまず、この燕背脂ラーメンから! ジュルルッ! ズル! ズルル!
( ^ω^)モグモグ...
( ^ω^)ほう... 思ったよりあっさりしているんだお
一見すると脂が凄そうに見えるこちらのラーメンですが、まろやかな醤油スープと、口当たりの良い脂がサラリと舌を撫でて美味しいです。
サラリとした脂なため、脂っこさはほとんどなく女性の方でもオススメできる一品です。
また、細かく刻まれた玉ねぎがシャキシャキと良いアクセントの役割を果たしてくれていて、飽きることなく完食することができました。
( ^ω^)うーん... ただワイはもう少し脂のあるラーメンを期待してたから...
( ^ω^)49点!
( ^ω^)さて、じゃあこの『ぎゅーどん』とやらを頂くとするかお ハフッ! ハフハフ!
( ^ω^)モグモグ...
( ^ω^)なぁるほど...これは美味しいお!
とろっとろに煮込まれた牛肉は、口の中に入れるとホロリと溶けていきます。
デミグラスソースのような味付けになっていて、非常に奥深くコクがあり美味しいです。
( ^ω^)思っていた味と全然違っていたけど、これはこれでとっても美味しいんだお!
( ^ω^)57点!
( ^ω^)ゲフー いやぁ食べた食べたお
( ^ω^)そうしたら...今度はこっちの館に行ってみるかお
次は『アピール館』という所にお邪魔しました。
この館では、新潟の歴史をスロープを降りながら楽しむことができ、タイムスリップをしているような気分を味わうことができます。
( ^ω^)ほえ〜
( ^ω^)ふ〜ん
( ^ω^)ほ〜ん
リアクションこそ低いですが、他に観光客が居なかったのでゆっくりと楽しむことができました。
( ^ω^)んんー!さてと! ソフトクリームでも食べて、そしたら出ようかお!
道の駅にあるカフェで、ストロベリーのソフトクリームを注文。
( ^ω^)それでは! ハムッ!
( ^ω^)甘くて美味しいんだお!
舌触りの良い甘酸っぱいイチゴのクリームと、サクッとして食感が楽しいコーンが最高にマッチングしていて、無限に食べれてしまうソフトクリームです。
( ^ω^)65点!
そうしたらふるさと村を出発して、とりあえず新潟駅を目指して漕いでいきました。
( ^ω^)新潟駅に着いたお!
( ^ω^)金沢ぶりの都会なんだおwwwww
( ^ω^)凄い凄いwwwww 都会すぎるんだおwwwww
夜ご飯をここで食べようと思っていたので、暗くなるまで新潟駅周辺を観光していました。
今までずっと田舎道だったので、いきなりこんな風景を見るとテンションが上がってしまいます笑
( ^ω^)ふぅ... そろそろ日も暮れるし、どこかご飯屋さんに行こうかお
( ^ω^)とは言っても、昼に色々見て回って既に目星は付いているんだお!
というわけで、今晩のご飯は『目利きの銀次』さんに行くことにしました。
( ^ω^)うぅー! 一体店内はどんな感じなんだお? ガラガラ
店員さん「いらっしゃいませー!」
店員さん「お客様、何名様でしょうか?」
( ^ω^)あ、1人だお
店員さん「あ、おひとり様...」
店員さん「あ!おひとり様ですね! こちらへどうぞ!」
( ^ω^)(ん、何だろう。さっきの間は)
店員さんに案内されて席に着いたのですが...
( ^ω^)・・・
( ^ω^)これ、完全に1人で来るようなお店じゃないんだお
案内された席も4人ぐらいで座るような場所でして、お隣の席では楽しそうにお喋りしているのが見えます。
カウンター席は1つも見当たらなく、入るお店を間違えてしまったと確信しました笑
( ^ω^)ど、どうしよう...
( ^ω^)今更出るなんて言えないし...
とりあえずメニュー表を広げてみます。
( ^ω^)たくさんあるんだお...
( ^ω^)でも、急に値段が高く感じるようになってきたお...
悩むこと10分。
お店を出たい気持ちを必死に抑えて、呼び鈴を鳴らします。
( ^ω^)ピンポーン
( ^ω^)・・・
5分後
( ^ω^)・・・
( ^ω^)あれ、店員さん来ないお
( ^ω^)ちゃんと押せてなかったのかお? ピンポーン
( ^ω^)・・・
3分後
( ^ω^)...あれ、忙しいのかな
賑わっていく店内とは裏腹に、僕の心はどんどんと沈んでいきます。
( ^ω^)もう一回だけ押してみるかお ピンポーン
3分後
( ^ω^)...やっぱりダメだお
( ^ω^)恐らくこの呼び鈴、壊れているんだお
とことん運もないようです。
近くを通っていく店員さんに声をかけることにしました。
( ^ω^)あ、あの...
店員さん「はい!お待たせしましたー!」
お客さん「ワー!美味しそう!」
( ^ω^)あの...
店員さん「ありがとうございます!」
店員さん「こちらのお料理は、こうしてああして食べてくださいね!」
お客さん「なるほど...!」
( ^ω^)あのー...すみませーん...
帰りたい。
もう料理なんて食べなくていいので、とにかく帰りたかったです。
( ^ω^)す、すみませーん!
店員さん「は、はーい!」
呼び鈴で店員さんを呼ぶシステムなので、こうして声をかけて呼ぶと、慌てて対応してくれるのが凄く申し訳なかったです。
店員さん「何か御用でしょうか?」
( ^ω^)あ、注文なんですけど...
いくつか伝えると、爽やかな笑顔で返事をし厨房に去っていきました。
( ^ω^)ハァ... もう帰りたいんだお...
しばらく待つと
店員さん「お待たせしましたー!」
( ^ω^)ありがとうございます...
( ^ω^)いただきます ハムッ
( ^ω^)モグモグ...
( ^ω^)うん。美味しいお
美味しかった。
確かに美味しかったのですが、味があんまりわからなかったです。
ビールもノンアルコールのせいなのか、いつもよりずっと苦く感じて、全く楽しい気持ちになれません。
( ^ω^)点数は... 付けられないお...
このお店はとても素晴らしかったのですが、お会計の時に払った2500円がものすごく高く感じてしまいました。
( ^ω^)ハァ... 今日はもう寝よう...
夜の暗い街並みを煌々とライトが照らしていき活気立っていくその様が、どこか皮肉のように思い、トボトボと公園に向かいました。
( ^ω^)着いた...お
公園の静けさがいつもは怖く感じるのに、この日はなぜか酷く落ち着いていました。
そしてこの日もテントは張らずに、マットと寝袋だけで眠りに落ちていったのであった...
・・・
20日目終了です。
基本的に落ち込むことがなく、いつでもポジティブだと言われる僕ですが、『人』が絡んでくるとどうにも弱いのです笑
明日はどんな1日になるのでしょうか。
良い日であってくれることを願うばかりです!
ではまた。
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